電脳筆写『 心超臨界 』

真の発見の旅は新しい景色を求めることではなく
新しい視野を持つことにある
( マルセル・プルースト )

母は私の哲学書――高見恭子

2024-10-27 | 03-自己・信念・努力
電脳筆写『心超臨界』へようこそ!
日本の歴史、伝統、文化を正しく学び次世代へつなぎたいと願っています。
20年間で約9千の記事を収めたブログは私の「人生ノート」になりました。
そのノートから少しずつ反芻学習することを日課にしています。
生涯学習にお付き合いいただき、ありがとうございます。

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東京裁判史観の虚妄を打ち砕き誇りある日本を取り戻そう!
そう願う心が臨界質量を超えるとき、思いは実現する
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■緊急拡散宜しく『日本を崩壊へ導く「選択制夫婦別姓」問題』
■『小樽龍宮神社「土方歳三慰霊祭祭文」全文
◆村上春樹著『騎士団長殺し』の〈南京城内民間人の死者数40万人は間違いで「34人」だった〉
■超拡散『移民受入れを推進した安倍晋三総理の妄言』
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(2006年5月25日投稿)
NHKの国際放送で、高見恭子さんを見ました。NHKのホームページで確かめると、5月22日放映の「スタジオパークからこんにちは」という番組でした。


高見恭子(たかみ・きょうこ)
父は、詩人、作家の高見順。14歳の時、雑誌、ショーなどのファッションモデルとしてデビュー。その後、タレントに転身し、多くのテレビ、ラジオ番組に出演。明るいキャラクターが受け、一躍、お茶の間の人気者に。1986年にはNHKみんなのうた「忍者はどこじゃ」でレコードデビューも果たした。また、作家、エッセイストとしても活躍。1994年には、元プロレスラーで現衆議院議員の馳浩氏と結婚。1997年、長女・鈴音(りおん)ちゃんも誕生した。現在は、おしゃれなファッションやライフスタイルに関する講演や執筆もおこなっている。主な著書に、「間違えずに歌える歌を覚えなさい」「Blue」「マザーズ・ライフスタイル」「おしゃれ生活ルール」など


高見さんは、小さい頃に作家であるお父さんの高見順さんを亡くし、お母さんの女手ひとつで厳しく育てられたそうです。 番組のなかでは、そのお母さんの教えのなかから次の三つの教えを紹介してくれました。

●年を言わない
●良いことだけを数える
●速くおいしく料理をしなさい

1番目は、私はもう何歳になったと言った瞬間に、その年の通りに年取った人間になってしまうから、絶対に自分の年は言わないというもの。 125歳まで生きると決める生き方を思わせると同時に、サミエル・ウルマンの青春の詩さえ連想させられます。

2番目は、悪いことを数えると、どんどん悪いことが集まるようになるから、絶対に悪いことを考えずに、良いことだけを数えるというもの。ウエイン・W・ダイアーの「自分の中に奇跡を起こす!」「それぞれの心が、それぞれ創りたいものを描く」という話が登場します。つまり、潜在意識に良いことだけをすり込んでいれば、良いことだけが起こるといいう、積極人生を生きるためのもっとも重要な基本のひとつとなるものです。

高見さんは失恋したときでさえ、それは今の相手が私から去って、もっともっと素晴らしい人が現れるための演出なんだ、と思えるようになったといいます。

3番目は、妻としての心得です。

さらに、高見さんのお母さんは「つらいことがあったら、鍋を磨け」と教えたそうです。磨くという行為にはもともと感謝の心が込められているように思います。気持ちはどうあれ、磨いてみると、汚れが取り除かれ、鍋本来の美しい金属表面が表出します。人は美しいものに感動します。それが自分で磨いたものであるならばなおさらです。気がついてみると、鍋磨きが、いつのまにか自分の心磨きになっていて、結局はより大きな現在感謝の心に包まれた自分を発見することになるというものです。「トイレ掃除」の心とまったく同じです。

最後に、高見さんは、「朝の5分、夜の1時間」という靴磨きの話をしてくれました。若い頃、先輩から聞いた教えをずっと励行しているのだそうです。まず、靴はその人の人柄を表すものだから、きれいにすること。そして靴を磨いたら、「明日もいい人に出逢えますように、いい処へ連れていってください」とお願いするというものでした。

高見さんは、まさに中村天風先生の積極一貫をそのまま生きているような女性であることを知りました。どんなときでも決して絶やすことのない元気いっぱいのあの高見さんの笑顔が、そのことを一番物語っているように思います。
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