今日のひとネタ

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真相はわからない?

2008年02月29日 | ニュースに一言
 中国毒ギョーザ事件についての中国当局の記者会見のニュースを見て激怒した人は多いことでしょう。お国柄としてああいう国だとはわかっていても、呆れたりむかついたりするのが人情というもの。こういう場合「寝言は寝て言え!」とでもいってあげればいいでしょうか?

 その中国当局の嘘つきぶりもアッパレですが、屁たれぶりが見事なのが共同通信の記者。ギョーザの製造工場がある河北省から北京に戻る途中に検問で止められ、車の後部座席にメタミドホスの瓶があったため、政府当局者から約3時間にわたって拘束され、事情聴取されたとか。

 いや捕まったのはいいのですが、それならそれでその全容を記事にするのが記者というものでしょう。この記者はメタミドホスを自分で購入したそうですが、中国当局によると「メタミドホスは生産、販売、使用、所持、運搬は厳重な違法行為」とのこと。

 ということは「じゃ、この記者はどこで買ったの?」という素朴な疑問が湧いてきます。工場の近所であっさり買えるほど流通してるということは、中国当局が言うほど厳重に取り締まられてはいないのでは? あるいは売った店が処罰されてないとすると、これは中国当局の罠だったり。

 共同通信というと私の認識では中国とは仲良しという印象だったのですが、その記者が拘束されたというのが意外。あるいは共同通信だったから3時間ほどセッキョされただけで帰れたのか。この辺の詳細は共同通信は記事にするのでしょうか? その点はどうも真相がわからないような気がします。口止めされて釈放されたんでしょうから、多分。

 で、今日ラジオで宮台真司氏が話してたのですが、中国当局の会見と警察庁の会見について「これは単なる事件じゃなくて国と国との問題になってしまいましたから、真相を究明するというよりはどこで手打ちをするかというのが今後の焦点になります。真相は永遠にわからなくなってしまいました。」ですと。そんなもんでしょうか。なんともやりきれない思いが残ります。

 まぁ当分このニュースにも注目ですね。真相が永遠にわからないのなら中国ギョーザ買い控えも永遠に続くということになりますが、それでいいのか?>中国当局