半農半X?土のある農的生活を求めて

「生きることは生活すること」をモットーに都会から田舎へ移り住み、農村の魅力を満喫しながら、日々、人生を楽しく耕しています

忙しくても、きちんとビジョンを

2012年12月01日 | 自分の時間

最近、忙しくてなかなかブログが書けません

「やりたいことを色々考えること(妄想を広げるともいいます)」の時間もここ数週間はなかなかとれません。

また、10月の育自の魔法で「色々表すこと、書くこと」が好きなので、それを2倍やりたかったのですが、なかなか出来ていません

この10月下旬ぐらいから、「資金的にそろそろやばいな」と思い始め、自分の言葉を携帯のボイスレコーダーに残し、時間があれば聞いて、「動こう」と決めました。

また、頭の中に「好きなことを時間は2倍できなくても、意識の中ではやろう」という思いも持ちながら過ごし始めました。

結果、ありがたいことに、色々な方から声をかけていただき、忙しくも単発ですが、先月は生活費が何とか1ヶ月、まかなえるぐらい稼げました。

しかし、継続性のある仕事がまだできていないこともあり、年越しのことも考え、2週間前から将来の勉強を兼ねた「直売所でのアルバイト」も始めました。

これが非常に勉強になり、楽しいのですが、考えたり作業をする時間が全てバイトで拘束されると、ほんとうにキュウキュウで、身動きがとれなくなってしまいました

 

目先の稼ぎを得る時間と、これからの稼ぎを作る時間。

この2つのバランスはとっても大切です。

来年春には、懐も暖かくなっているというイメージは持っているのですが、それまでの時間の過ごし方、やりたいことをやれるパターンにもっていきたいと思います

 

ちなみに、今、準備中なのは、おかげさま農場の「高柳さん教室」です。

有機農業を25年ほどやってきた高柳さんは、「健康に丈夫に育った食べ物の命を頂くから、食べた人間も健康に丈夫な体になる」という当たり前のことを当たり前に考え、野菜やお米はもちろん、小麦や油も自給しています。また、色々な本を読み、来るものは拒まず誰にでも優しく門戸を広げている方です。

そんな高柳さんが「そろそろ今までやってきたことを伝えていきたい」と語りはじめたのです

私が、高柳さんの「かつての農村の暮らし、生活」のお話が大好きで、毎月といって良いほど、顔を出しては色々お話しをお聞きしてきました。

そんなことを喜ぶ私を「珍しい存在だよ」と高柳さんは言いますが、数人でもまずはきちっと語っていきたいという想いを持ち始めたのです。

これは、都会生活で「何かこの生活はおかしい」と思い、農村に何かを求めてくる方だけでなく、有機野菜を取り扱っている飲食店さん、あるいは、農業関係者、あるいは若手農家にも聞いてもらいたいお話です。

長年、国に踏み潰され裏切られながらも戦い、そして自問自答しながら道を切り開いてきた60代の農家さんは、その言葉に重みがあります。

私やその下の世代が思う農業に対する視点、世の中に対する視線が違うのは、それまで、「馬鹿者」と言われ続けながらも、自分の道を模索しながら歩いてきた人生があるからです。

私やその下の世代は、現状の社会の枠組みに対してどうこう強い意見や批判的視点はあまり持たず、ゆるやかに楽しく自分のライフスタイルとして有機農業を推進している方が多いと思います。

背中に背負っている歴史や想いが違うのは当然。

だから、例えば

「有機農業だからといって安心とかいうのはちょっとおかしい。そもそも農薬なんて戦前にはなかったのだから。長い農業の歴史からみれば最近のことで、本来農薬を使わないのが当たり前だった。その当たり前のことをわざわざ説明しなくてはいけないのは、本当はおかしいことなんだよ」

という言葉は、ふ~んと聞き流してしまいそうなのですが、実は、本当にその通り、のことなんですよね。でも、このことは、「差別化」をはかるために消費者受けの良いキャッチフレーズを使う流通業者に触れてきた消費者には、すぐには理解しにくいことかもしれません。

でも、今の時代の常識は、ほんのここ数十年だけのことであることに気づき、高柳さん世代の思っていること、やっていることの意味を理解することは、これからの時代を生きるのに、とても大切なことだと思っています。

有機農業を切り開いてきた60代以上の方々、ゆるく楽しく有機農業をやっている20~30代、この2つの世代が技術、思想、そして将来のビジョンを共有できたら、これほどパワフルなことはないと思っています。

来年2月開講予定です。それにむけて、準備を急ピッチで進めます

 

それにしても、根本さん、高柳さん、この偉大な2人の教室を運営できるなんて、私は幸せ者です

時代の鼓動がますます大きくなってきていますが、もう少しで、劇的に時代は変わります。

7~8年後の具体的なイメージを持ち、それを「時代の要請として、必ず実現する」と心に刻んで行動していきたいと思います

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