半農半X?土のある農的生活を求めて

「生きることは生活すること」をモットーに都会から田舎へ移り住み、農村の魅力を満喫しながら、日々、人生を楽しく耕しています

第四の革命 in印西

2012年12月09日 | 素敵な空間・イベント

印西市で「第四の革命」の映画を観てきました。

私は「自然エネルギー千葉の会」というところに片足を突っ込んでいまして(幽霊部員ということです)、そこでできた仲間が今回主催をしてくれまいた。

今年1月に観た時は、「再生可能エネルギーの可能性」をとても感じました。

詳しくは→コチラから

今回は、2回目なのでどちらかというと他の参加者の感想が気になりました。

すると、他の参加者の感想も「再生可能エネルギーへの可能性」というより、「具体的にソーラーパネルの設置方法」などへの感想や質問が多かったです。

今年の7月に固定買取制度が始まり、大手がこぞってソーラーパネルを売り込んでいるからでしょう、もはや、ソーラーパネルで電力をまかなえるかどうか、といった疑問よりも、「どうしたら使えるか?」といった質問が多かったのが印象的です。

今年の1月に、ソーラーパネルがここまで広がるとは誰もイメージがつかなかったはずが、コマーシャラナイズされるとここまで浸透してしまうのですね。それも固定買取制度のおかげなのですが。

それにしても、制度1つでここまで「意識」が一気に変わりました。

今、「脱原発」というのが叫ばれていますが、これも、あと数年で、きちんと制度や法律を制定すれば、今では予想ができない状態になっているのでしょう。

今までの固定概念をとっさらって「こうなったらいいな」というワクワクするビジョンを見れる時代、1人1人が覚醒できる時代に入っているのでしょうね。

・「時代は変わる」

・「今の常識は未来から見れば非常識」

・「1人1人が大手企業・行政・マスコミの情報に洗脳されず、本当の『当たり前』にきづくことが大切」

そんな意識を各地域で広がっていけばいいなと思います。

もちろん私もそういった意識を地域で広げていく一翼を担えるよう努めて参ります

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グリーン・ブルーツーリズム講座

2012年12月07日 | 素敵な空間・イベント

実は、最近週1回ぐらいのペースで「グリーン・ブルーツーリズム担い手養成講座」というものに通っています。

「千葉自然学校」というところが主催をしています。千葉県だと「ヤックス」というドラッグストアーがあって、そのヤックスに良く置かれているチラシで「ヤックス自然学校」というものがあります。キャンプや野外活動の体験活動をやっているのですが、その業務委託を受けているのが「千葉自然学校」というところです。

当初はそのぐらいの知識しかなかったのですが、いろいろ勉強したいと思い、千葉自然学校に問い合わせたところ、ご縁が出来て、先日は青山のマーケットに共同出店させてもらいました。

そして、今回の講座をご案内頂き、参加した次第です

実は、昨年、成田市で同様の講座が開催されていて、1コマだけ参加したことがありました。その時はあまり刺激がなかったのですが、以前、農家の根本さんが教えてくれた「corn(コーン)=自然体験活動推進協議会への登録」が、全4コマ修了するとできるというおまけもついていたので、参加したのです。

ところが、今回は、予想以上に刺激的

講師や講座の内容も良いのですが、なにりより、そこに参加している方々の意識が高いこと

鴨川でそれこ20年以上地域の活動をしている方、白井市で産廃ゴミから地域を守るために活動している白井自然塾の方、野田でみかん園をやりたい方、船橋市で既に色々なことをやっている農家さん、これからいろいろやっていきた若手の女性、などなど。

意識が高い人が増えているという実感はしていたのですが、こういった講座にでると、そういった方々の中で、具体的に一歩を踏み出そうとしている人にこれほど会えるとは思ってもおらず、とても刺激を受けています

今回は3回目だったのですが、来週は最後の回で、「具体的なプラン」を発表しなければならないという「無茶ぶり」がされたので、グループで1つ企画を作ることになりました。

私がやっている「農村コーディネート」という仕事は、まさにこういったこと。

なんだか私がやってきたことをお話しても、十分、お役に立てるのかな?とも思いました

色々な思いをもって「一歩を踏み出したい人達」と、既に1年前に一歩を踏み出した私。ここのマッチングができれば、とても実践的で有効なネットワークができるかも

私のやっている組織名を「みんなの農村ネットワーク」という名前にしたのも、「ネットワークで結ぶことの価値」「情報を一元管理して開示できるアクセスポイント」が必要だと思ったから。

その1つの礎を作る機会に、今回の講座がなるんじゃないか、と密かに期待しています

それにしても、世の中、多くの人が私と同様の事を考えているんだな~と思いました

そして、最近増えてきた「アグリ大学」などに行くより、私のところに来て「実践的なこと」を伝えた方が、お役に立てるのでは?と思い始めています。

そういった講座、伝えていく仕組みを自分の活動を並行しながら、何か考えてみようかな~と思う今日このごろです

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冬の畑

2012年12月06日 | 農的体験・生活

冬の畑は夏とは様相が全く違います。

まず、草はあまり生育しないため、畑の管理が楽です

ある程度放っておいても大丈夫

また、朝は霜柱が立ち、畑は凍りついています。

そんな中で野菜を触ると、外気温とほぼ同じなので、氷のように冷たい

大根なんて10秒握っているだけで、手がかじかんできます

 

しかし、朝日が当たると氷が溶けはじめ、大地から朝もやが煙のように立ち込めます。

おひさま、おはよう~

春菊は、一度、霜に当たるとだめだそうで、実際に葉っぱの先っちょが茶色く枯れていました

もったいないので、1つ1つ葉っぱの枯れている部分を切り落として収穫しました。

小松菜はいたって健康

ほうれん草は種を蒔く時期が遅れたのですが、初めてきちんとここまで大きくなってくれました

やっぱり畑の土質が違うといいですね~

白菜は、1回目の種まきしたのは虫に食べられてしまったので、遅くにまいた2回目しか残っていません。それも播種時期が遅かったため、結球せず。。。まあ食べれるからいいか

こっちは少し結球している?

ブロッコリーは、いまだこんなに小さい。。。 肥料不足?

そら豆も同じく、発芽が遅かった。ちょっとやばいかも。。。

スナックエンドウも同様。。。う~ん、両方とも、不織布をかけようと思っていたのですが、倉庫から見つからず、今回はかけられず。。。霜で葉っぱがやられなければいいのですが。。。

 

この時期は収穫の時期。大根6本ぐらいと、小松菜、春菊、白菜などゴミ袋(大)いっぱい分の野菜を持ち帰りました

これでしばらく野菜には困りませんね

ちょこちょこ畑に行っていますが、ゆっくりと過ごせている時があまりないので、機会をみつけて、半日ぐらい、ゆっくりと過ごしたいな~、と思う今日このごろです

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高柳さんとの教室 「冬は増ゆ」

2012年12月05日 | 自分の時間

来年2月から、おかげさま農場の高柳さんと「食と命」「農村での暮らし方」「有機農業の栽培技術」「生き方」など、高柳さんが有機農業を通じて考えてきたこと、経験してきたことを伝えていく教室をやることになりました

地域に根ざした活動をしている根本さんと有機農業の重鎮の高柳さん、この「成田の宝」である2人に関われていること、「農村コーディネーター」として誇りに思います

高柳さんの教室には

・家庭菜園じゃものたりなく、でもプロ農家になるとは思っていないが、有機農業の農家のところで気楽な気持ちで研修に入ってみたいと思う人

・有機農業を長年やってきた農家さんと、気さくに連絡がとれる関係を築きたい人

・都会での暮らしに疑問を持ち、農村に「何か」を感じ、求めている人

・青空のもと、大地に触れ、土を耕し、野菜を育て、同じ仲間と交流したい人

など、色々な方に来てもらいたいと思っています。

根本さんとやってきた「田んぼと畑の自給教室」は、成田ニュータウンから車で30分ぐらいであること、内容がとても魅力的であるため、根本さんが子供が大好きなことなどから結果としてお子様連れのお母さんがたくさん集まりました。今月は16日(日)に開催されますが、今回もまた「ご紹介」があるなど、満足度が高く、毎回紹介が絶えないほどです。

一方で、高柳さんとの教室では、小さなお子様連れ向けというよりは、家で家庭菜園をやっていて「もっと農作業をバリバリやりたい」とか「有機農業を実践したい」とか「有機農業を長年やってきた農家さんと意見交流をしたい」という方が対象になると予想しています。

いつか、高柳さんと根本さんでコラボ出来たらいいな~と思います

この教室では「食べること」は「生きること」、つまり、健康に丈夫に育った野菜を食べるから、その命を頂いた私たちも健康で丈夫に育つ、という当たり前のことを、実際に畑を通じながら感じてもらいたいと考えています。

また、私としては「地域」についても考える場になればいいな~と思います

かつての私がそうであったように、会社一辺倒の生活は、自分の家族の歴史が切り離された生活になってしまっています。

例えば、戦争の話も教科書で読むのと、自分の親戚が特攻で死んだという「身近な問題」として聞くのでは全く違います。

公害問題も四大公害病という教科書で聞くのと、例えば都民であれば多摩川がかつては「死の川」と呼ばれていたとか、板橋区で大気汚染で高校生がけいれんを起こすなど43人が救急車で運ばれたことがあったとか、知れば、「身近なこと」として捉えられると思います。

社会のことを「身近な問題」として考えるには、どこかの地域に根ざして生きないと、なかなか感じられません。

「食」のこともそうで、どこかの遠くから運ばれてくるものを「お金」で交換する生活をしていると、どうしても、意識が向かず、本やTVなどからの情報がメインになって「頭」優先で「自分ごと」になかなかなりにくい。

「竜馬がゆく」で、お姉さんが竜馬に「根なし草だけにはなるんじゃない」と言っていたところがありますが、まさにそういったことですよね。

地域に根ざして生きることは、先祖から脈々と繋がってきたものを受け継ぎ、また先々の子孫へ繋いでいくことであり、それこそ日本人として誇りが持てる生き方だったんだと思います。

「地域に誇り」を持って生きていたから、地域を守ること、地域のものを子供たちに伝えていくこと、地域をもっとよしていきたいという思いが湧くんだと思います。

それが発展して、市や国や世界と広がるんだと思います。

こういったことを「親が実体感」していないと、子供に伝えようという意識が沸かないですし、そうすると「最も大切な生きることの教育」をできなくなり、「知識が一番大切」と思わされ、「教育は学校依存」になってしまうと思います。

これは、かつて私が受けた、学校に入り、卒業し、会社に入り・・・という「既定路線のレールを歩く教育」を子供にも強いることになってしまいます。こういった「レールが敷かれていること」を子供は気づけません。だからこそ、私は親として子供に「何を知ってもらいたいか、何を感じれるようになってもらいたいか」を教育する必要があると考えています。

世の中のことを身近なこととして捉えることができるようになるためにも、地域のことを学ぶ意味が実体感できる教室になればいいな~と思います。

現在色々考えていますが、「農村は生きるセカンドスクール」というがの私のコンセプトです

 

最後に、月曜日に高柳さんから聞いた言葉。

冬は「増ゆ」とも書いたそうです。単に寒くて何も無い時期ではなく、春にむけて命のエネルギーが増えていくとても素晴らしい時期だと。杉の木を切っても11月が最も締まっていて、12月以降は徐々に春に向けて緩んでいっているそうです。

種も芽を出す前に既に活動をしていて、まず水を体いっぱいに吸い込んで、発芽に適した温度になるのをじっと待ち、その時が来たら一斉に発芽できるようにしているとのこと。

そう考えると冬も尊い季節なんですね

人生も同じ人間の生き方もおんなじですね

私も来年春に向けて、知識、スキル、ご縁、仕事を蓄え増やしていく「冬(増ゆ)」にしたいとおもいます

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「おが(大鋸)」と「おがくず(大鋸くず)」

2012年12月03日 | 素敵な空間・イベント

先日、「房総の村」という昔の農村を体験できる施設にいったときのこと。

巨大な化物みたいな鋸(のこぎり)をひいてみるコーナーがありました。

お客さんも少なく、係のおじさんが4~5人、暇を持て余しているようでした。

「こっちで雨宿りしながらやってみてよ」と声をかけられたので寄ってみると、これは凄い

持つところからだんだん先にいくにつれて幅が広がって、まるでクジラのようなでっかい鋸でした

このノコギリ(鋸)のお化けみたいなものを「おが(大鋸)」というそうで、昔は木を木材にするために、この馬鹿でかい「おが(大鋸)」が使われていたそうです。

「おが職人」もいたそうで、現在もおが職人をやっているという比較的若そうなおじさんも居て、引き方を手ほどきしてくれました。

ちなみに、「おがくず」というのは、「おが(大鋸)でひいたクズ」だから「おがくず」だそうです。

なるほどね~

これが本物の「おがくず」ですね。

ものの言われには、それぞれルーツがあるんですね~。

ちょびっと勉強になりました

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忙しくても、きちんとビジョンを

2012年12月01日 | 自分の時間

最近、忙しくてなかなかブログが書けません

「やりたいことを色々考えること(妄想を広げるともいいます)」の時間もここ数週間はなかなかとれません。

また、10月の育自の魔法で「色々表すこと、書くこと」が好きなので、それを2倍やりたかったのですが、なかなか出来ていません

この10月下旬ぐらいから、「資金的にそろそろやばいな」と思い始め、自分の言葉を携帯のボイスレコーダーに残し、時間があれば聞いて、「動こう」と決めました。

また、頭の中に「好きなことを時間は2倍できなくても、意識の中ではやろう」という思いも持ちながら過ごし始めました。

結果、ありがたいことに、色々な方から声をかけていただき、忙しくも単発ですが、先月は生活費が何とか1ヶ月、まかなえるぐらい稼げました。

しかし、継続性のある仕事がまだできていないこともあり、年越しのことも考え、2週間前から将来の勉強を兼ねた「直売所でのアルバイト」も始めました。

これが非常に勉強になり、楽しいのですが、考えたり作業をする時間が全てバイトで拘束されると、ほんとうにキュウキュウで、身動きがとれなくなってしまいました

 

目先の稼ぎを得る時間と、これからの稼ぎを作る時間。

この2つのバランスはとっても大切です。

来年春には、懐も暖かくなっているというイメージは持っているのですが、それまでの時間の過ごし方、やりたいことをやれるパターンにもっていきたいと思います

 

ちなみに、今、準備中なのは、おかげさま農場の「高柳さん教室」です。

有機農業を25年ほどやってきた高柳さんは、「健康に丈夫に育った食べ物の命を頂くから、食べた人間も健康に丈夫な体になる」という当たり前のことを当たり前に考え、野菜やお米はもちろん、小麦や油も自給しています。また、色々な本を読み、来るものは拒まず誰にでも優しく門戸を広げている方です。

そんな高柳さんが「そろそろ今までやってきたことを伝えていきたい」と語りはじめたのです

私が、高柳さんの「かつての農村の暮らし、生活」のお話が大好きで、毎月といって良いほど、顔を出しては色々お話しをお聞きしてきました。

そんなことを喜ぶ私を「珍しい存在だよ」と高柳さんは言いますが、数人でもまずはきちっと語っていきたいという想いを持ち始めたのです。

これは、都会生活で「何かこの生活はおかしい」と思い、農村に何かを求めてくる方だけでなく、有機野菜を取り扱っている飲食店さん、あるいは、農業関係者、あるいは若手農家にも聞いてもらいたいお話です。

長年、国に踏み潰され裏切られながらも戦い、そして自問自答しながら道を切り開いてきた60代の農家さんは、その言葉に重みがあります。

私やその下の世代が思う農業に対する視点、世の中に対する視線が違うのは、それまで、「馬鹿者」と言われ続けながらも、自分の道を模索しながら歩いてきた人生があるからです。

私やその下の世代は、現状の社会の枠組みに対してどうこう強い意見や批判的視点はあまり持たず、ゆるやかに楽しく自分のライフスタイルとして有機農業を推進している方が多いと思います。

背中に背負っている歴史や想いが違うのは当然。

だから、例えば

「有機農業だからといって安心とかいうのはちょっとおかしい。そもそも農薬なんて戦前にはなかったのだから。長い農業の歴史からみれば最近のことで、本来農薬を使わないのが当たり前だった。その当たり前のことをわざわざ説明しなくてはいけないのは、本当はおかしいことなんだよ」

という言葉は、ふ~んと聞き流してしまいそうなのですが、実は、本当にその通り、のことなんですよね。でも、このことは、「差別化」をはかるために消費者受けの良いキャッチフレーズを使う流通業者に触れてきた消費者には、すぐには理解しにくいことかもしれません。

でも、今の時代の常識は、ほんのここ数十年だけのことであることに気づき、高柳さん世代の思っていること、やっていることの意味を理解することは、これからの時代を生きるのに、とても大切なことだと思っています。

有機農業を切り開いてきた60代以上の方々、ゆるく楽しく有機農業をやっている20~30代、この2つの世代が技術、思想、そして将来のビジョンを共有できたら、これほどパワフルなことはないと思っています。

来年2月開講予定です。それにむけて、準備を急ピッチで進めます

 

それにしても、根本さん、高柳さん、この偉大な2人の教室を運営できるなんて、私は幸せ者です

時代の鼓動がますます大きくなってきていますが、もう少しで、劇的に時代は変わります。

7~8年後の具体的なイメージを持ち、それを「時代の要請として、必ず実現する」と心に刻んで行動していきたいと思います

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