半農半X?土のある農的生活を求めて

「生きることは生活すること」をモットーに都会から田舎へ移り住み、農村の魅力を満喫しながら、日々、人生を楽しく耕しています

いよいよスタート!

2022年04月27日 | 朝取り野菜ボックスのお手紙

あっという間に4月も終わりですね。そして4月は春の野草の季節でした。上旬はヨモギやセリを食べていましたが、後半はタケノコ祭りで、あれこれ料理を作り満喫しました。

私にとっては3月~4月はどちらかというオフシーズンなのですが、お葬式やら管理組合やら息子の入学やら何やらで、なんだか忙しく過ぎ去った、という感じです。

あと、スタディサプリが塾向けの導入を開始したので、その登録も手間でしたが、ようやく終わりました。6月末まで無料でお試し出来るので、もし関心がある方はお問い合わせ下さいね。

 さて、5月になるといよいよ「本番」という感じで気合いが入ってきます。

私は「農村コーディネーター」と名乗っていまして、まあ自称なのですが、日本で唯一、「農村コーディネート」を生業にしている人だと思っています。自分が農村に暮らしているわけではないのですが、「農村の生活そのものが宝だ」ということを10年以上前に気づき、「この宝を他の方にも体験してもらうことを仕事にしよう!」と、農家さんとご縁を活用して「みんなの農村ネットワーク」をやってきました。その中の大きな柱の1つが、お米農家の根本さんとやっている「田んぼと畑の耕育教室」です。


 お子様連れのご家族向けの田んぼと畑の体験教室なのですが、2012年に開始したので今年で11年目になります。最初の2~3年は東京に住んでいた頃のお友達家族や会社の同僚などが多かったのですが、徐々にあちこちからお申込みが入るようになりました。規模もどんどん大きくなり、今では延べ人数で年間1400人ぐらいを受入れるようになりました。そして何より、コロナ禍で一気に流れが変わったな~というのが実感にあります。

 毎年、右肩上がりで参加人数が増えてきたのですが、一昨年はコロナでがくんと申込みが減り2/3ぐらいになりました。運営的には「まあこのぐらいが適切かも」と、さほど気にもしていなかったのですが、昨年はその反動か、爆発的に申込みが入り、それまでは満席になるのは4月中下旬だったのが、3月末には満席となってしまいました。

 今は地球環境とか自然を守ろうといった事を日常会話で出しても変な人に見られない時代に入りましたが、4~5年前は「意識お高い系の人」という感じでマイノリティー、つまりちょっと変な人に見られる時代でした。なので、農業体験に来る人も、純粋に「自分が小さい頃、田畑体験をしていたので、子どもにもやらせたい」といった、どちらかというと田舎出身の方、あるいはアウトドアレジャーの1つと参加する方が多かった気がします。

それがコロナになってからは大人も「自然や農業を学びたい」とか「食べ物が作られる場所を知る事は大切だと思って」といったように、今の都市消費社会には無いものを感じたい、といったニーズが顕著に表れてきた気がします。

 そして、今年はなんと募集開始してから2週間ほどで年間会員が満席。単発もそこから2週間で満席になってしまいました。大人向けの「食と命の教室」も4年前は席は空いていたのですが、3年前からは満員御礼。時代の潮目が都市部中心の消費社会から命や自然溢れる農村に価値を見いだす方向に完全に変わったな~と実感している毎日です。

「時代が俺らに追いついてきたのかな?(笑)」と農家の根本さんと冗談を言い合っていますが、いよいよ5月から今年度がスタートします。

「農業体験は価値がある」と思うのはセンスの問題だと思うのですが、そういったセンス、言葉を換えれば生き物としての本能や感覚は、頭でっかちになりがちな近代社会だからこそ、生きていく上でとても大切だと思います。

今年も多くの方とご縁が出来るでしょうが、満喫してもらえるよう頑張ります

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