半農半X?土のある農的生活を求めて

「生きることは生活すること」をモットーに都会から田舎へ移り住み、農村の魅力を満喫しながら、日々、人生を楽しく耕しています

今年の稲刈り!

2011年09月16日 | 農的体験・生活
ついに稲刈をしました


今年の田んぼは、なかなか大変でした。

田んぼの当てが無く、もんもんと過ごした日々、そしてHさんに聞いてみたら小さいながらも貸していただけることに喜び勇んだ日、不耕耕で無農薬無化学肥料で20年田んぼをやっている藤崎さんから苗を頂いた日、そして田植えをした日・・・

そんなの田んぼを振り返ると・・・


5月18日→田植え!朝日がまぶしかった生き物もいっぱいいました

6月17日→田植え後1ヶ月、苗は弱々しく、「大丈夫?」という気配が漂ってきた頃でした。でもやっぱり田んぼはBeautifulでした。

7月5日&6日→近所のおじいさんに突如連れて行かれた田んぼ見学&冷たい水のせいで稲が育っていなかったことを確信した日。「今年は厳しいな~」と収穫は半分諦めもしました。

8月7日→稲の花が咲いている時期で、ボーボーとなった草を刈りにいきました。


そして、Hさんから「刈り時ですよ」と教えてもらって、(金)の出社前、稲刈に行ってきました


やっぱり田んぼの風景は絶景ですね~(よその田んぼだけど)



さて、私の田んぼはどうなった?と思って近寄ってみると、こんな感じでした。
あらら、周りは草ボーボー
そしてやっぱり冷たい水が染み入る手前はすっかすか、奥の稲は頭を垂れていますね。



奥側は、きちんと実っています


近くで見てみても、やっぱり穂は良く実っています
ただ分けつ(枝分かれ)はやっぱり少ないようですね。


田んぼの手前側の冷たい湧き水が染み入っているところの稲は、全く分けつしていなかったり、穂が出ているところもこんな感じでまだまだ緑色で花が咲いたばかりのような状態です。


水が抜けないので、膝下までつかるドロドロの田んぼのままでしたが、面積は少なく収量も少ないため、1時間もかけずに稲刈り終了


稲株の刈り跡。


収量は期待できない、と思ってはいたのですが、しかし積み上げてみると、このぐらい。青いのは手袋です。結構とれたな~


こんなに獲れるとは思わなかったので、さてどうやって持って帰ろうか。。。ワラが無いぞ。。。

と思っているとお隣の田んぼで、ガマ(雑草の1種)が引き抜かれて乾燥していたのがあったお~、これは丈夫だこれを使わせて頂きます


このガマをワラ代わりにして束ねました合計11束


結び目はこんな感じね。


量が量なので、オダ掛けをせずに家のベランダで干すことにしました


さて、こんだけあると手作業で脱穀や籾摺りは難しいですね。。。

Hさんにお願いをしてみることにしてみます


しかし、稲穂は子供達に「お米」と「田んぼ」をつなげるにはもってこいですね。食育
この稲穂の「1粒1粒の皮をむくとお米になるだよ」と言うと、当然「むきたい」と反応するわけです


1粒1粒むきむきして、、、途中で子供達はあきらめたので、私が引き継いで籾を外すと、右側の写真のようにほんの少しですが新米の登場です


これっぽちですが、夜のご飯を炊くときに混ぜてたべて、少しだけ新米気分を家族みんなで味わいました


それにしても一昨年は発泡スチロールのトロ箱でのミニ田んぼ、昨年と今年も小さいながらも田んぼをやらせて頂き、少しでも稲穂、お米に触れられたのは幸せなことだと思いました

日本人だな~
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被災地 釜石からのさんま!

2011年09月16日 | 食べもの
先日、岩手県釜石市の知り合い(友人の妹さん)から、獲れたての秋刀魚が20尾も届きました


釜石市は、3月11日に発生した東日本大震災で大きな被害を受けた町です。
みなさんも津波で車や船、家屋が流されている映像を見たことがあると思います。

広報釜石(→コチラ)を見ると、死者・行方不明者1,000人以上、家屋の被害は4,000戸以上、という尋常ならざる被害を受けています。

現在の人口が3万8,000人ですから、3月時点では恐らく40人に1人は亡くなられたか行方不明のまま、ということです。

今住んでいらっしゃる方々は、間違いなく知り合いや親族が犠牲になっている方々だと思います。想像するだけで悲しくなる被害状況です。


こういった被害が甚大な釜石市で、私の知り合いは、幸運にも家屋も家族も無事でした。


その後、この友人の妹さん一家は、以前のブログにも書きましたが(→ココ)、「自分達ができることをしよう」と考え、ボランティアの学生を自宅に宿泊させたり、「援助品が来ることで地元の商店で買い物をする人が少なくなって地元の商店が立ち行かなくなっている。地元を支えるために、地元で出来うるだけ買い物をして地元の経済循環の輪に寄与することが私達の使命」と、地元のものを極力買う活動を続けています。

私も微力ながら地元の野菜を送っていました。

そして今回、ある魚屋さんが「店舗はつぶれたままだけど、宅急便で漁船から直送する販売方法から再起を図りたい」と言って始めたサービスがあると聞き、すぐにそのサービスを使って、さんまをあちこちに大量に贈ったのです。その宛先の1人が私でした。


こういった経緯で、家に買えるとさんまがトロ箱ごとド~ン と届いていました


なんと20尾も入っていたとのこと、、、。あらら、こんなに申し訳ない。。。実はちょっと前にも「生ウニ」を届けてもらったことがありまして、我が家では贅沢三昧な時間を過ごさせて頂いたことがありました。

お礼の電話をすると「船で獲れたばかりのさんまなので、刺身でもいける」との事でしたので、「よしいっちょやったるか」と、さんまを1尾取り出すと。。。

お~ この照り、そして太ったさんま こりゃ、高級さんまですぞぉ~


頑張って、身を多少崩しながらも刺身にしてみた食べてみると、、、超美味しい
こりゃ、トロより美味いよ
うちのマグロ好きの長男も「こっちの方が美味しい」と言って、夕飯が終わっているのにバクバク食べていました


焼き魚にしても、肉厚で脂のノリが違います


今年の初物で、しかも新鮮穫れたての超極上さんま、ガツガツ一気に食べてしまいました
私が今まで食べたさんまで、ウソ偽り無く「一番美味いさんま」でした。
まじ、超美味かったです。
ご馳走さまでした


日本全体を覆う「原発問題」、そして、実際の地震の直接の被害で一番大きかった「津波の被害」。
津波の被害は、どちらかというとニュースから消えうせていきますが、こういったご縁があると、「その後」は続いていることを実感できますし、その辺で買い物をするさんまより、さんまを食べれることの幸せ、贈ってくれた人の気持ち、がわかって、ただでさえ美味いさんまが、より意味が深いさんまになりますね

最後に、釜石市の市役所のHPに、現地の人々の写真とメッセージがついた「復興の狼煙ポスタープロジェクト」(→コチラ)を紹介します。

リンク先の画面の一番下のボタンを押すと、次々とポスターが現れます。

1つ1つのメッセージを読みながらポスターを見ていると、熱い気持ちがこみあげてきます。

是非、時間があるときに見て下さいね。

「復興の狼煙ポスタープロジェクト」(→コチラ)
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