半農半X?土のある農的生活を求めて

「生きることは生活すること」をモットーに都会から田舎へ移り住み、農村の魅力を満喫しながら、日々、人生を楽しく耕しています

和郷園の「THE FARM」

2011年09月07日 | 自分の時間
先週のこと、近隣の農事組合法人和郷園(わごうえん)さんのやっている「THE FARM」という貸し農園に見学に行ってきました。

和郷園さんはこの近辺の農業関係の法人ではめずらしいほど企業ちっくな会社。
地域に農業関連の法人として雇用を生み出しているところが、凄いな~、と思います。

また、扱う野菜は無農薬とか無化学肥料ではなく、ちばエコ農産物など、農薬・化学肥料はきちんと使いながらも量は慣行栽培よりは減らす、という方針で、野菜のカット&冷凍工場なども持っていて、農業をビジネスとしてしっかり経営されています。


で、その和郷園さんが始めた貸し農園が「THE FARM」。名前が格好よい

どんなところか行ってみると。。。

広がる大地敷地が広い


事務所兼お客様お迎えスペースは、カウンターバーのようなお洒落な雰囲気。。。こんな田舎に良くぞ、こんなデザインセンスが良い建築物を作られたな~。凄い。。。


貸し農園は5坪と10坪。
ただ、あくまで「管理代行」を主とした貸し農園で、「収穫イベントだけでもOK」といったスタンスなので、作物の種類はしばらくは和郷園さんが決めるそうです。
今は、なすとさつまいもの2種類。農薬は極力使わない方針だが、2回ぐらいはどうしても使っているとのこと。


しかし、本当になすとさつまいもだけだ。凄いな。。。


そして、費用は、なんと5坪で84,000円10坪で156,000円

凄い。。。

世の中には、色々管理してもらってオシャレに収穫とかちょこっとやれるだけで、これほどのお金を払う人がいるんですね~。
まあ、5坪なら月額7,000円ですから、多少お金がある家なら大した額でもないのでしょうけど。
実際、ゴルフに来たお金持ちさんが、立ち寄るというパターンもあったりと、ぽつぽつ申込があって、合計十数組が申し込んでいるそうです。

ただ、今はレストランやクラインガルデン(貸し農園つきの別荘)も建設中で、来年以降、本格募集するそうです。

このような状態できちっとスタッフをつけて経営が出来ている和郷園さんは、やっぱり企業としての体力が違うんでしょうね~。う~ん、羨ましい。

私がもしこれだけの施設を与えられたら、「入口」をもっとたくさん作って、一気にお客さんを集めちゃうけどな~ 
あとは「立地」はハードルですよね。なかなか都心からここまで来る人は少ないと思います。ICからも遠いし。
だから、第一に戦略として、そのハードルとなる「立地を売りにするコンセプト」を作らないといけないですよね。
あと、細かい戦術でいえば、近隣のゴルフ場や直売所などの集客施設を拠点化して、会員募集の仕組みを作る、とかも必要。

これだけの施設とスタッフを整えられるところを羨ましくも思いますが、逆にこういったマーケットポジションを取っているところがある、ということを知れて勉強になりました。

私はこういったことが出来る資金も土地もありませんが、別の切り口で、違ったポジションをとりながら、消費者と農村の交流をしたいと思います
コメント
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