モノ作り・自分作り

東横線 元住吉 にある 絵画教室 アトリエ・ミオス の授業をご紹介します。
美術スタッフが、徒然に日記を書いています。

学生ワークショップのご報告!

2017-08-07 22:21:24 | 学生ワークショップ

学生クラス 石膏デッサン講座

どうも幸介です!本日は先週開催された学生クラスのワークショップ、石膏デッサン講座のご報告をさせていただきます!!今回は初心者から経験者まで学生が21名参加。スタッフ4名体制で授業を行いました。
比較的涼しい日だったのにもかかわらず、やはり中高生20名以上だと酸欠になりますね…あまり学生だけでアトリエが満員になる機会は少ないので、なかなか新鮮でした。また、学生クラスはいつも各々が別の課題をやっているんですが、今回のように皆で一斉に同じモチーフを描くのも、刺激的な経験になったと思います。

まず最初に、石膏デッサンの概要や描き方、デッサンの基本などを小原先生が説明します。それを踏まえての制作となりました。大きく形を捉える、陰影を面で描く、細かなディテールは最初から追わないなど、初心者だけでなく小学生クラスからの持ち上がりの生徒達も、改めて説明を聞いて描き進めます。普段アトリエの学生クラスでは、こういった「講義」的な授業は無いので、それも面白かったんではないでしょうか。

今回の授業を踏まえて、そのまま石膏デッサンを描き続ける生徒もいます。今回の参加者には美術系への進学希望者も多かったように思います。このワークショップで伝えたことは、どの科のデッサンにも通用する基礎の部分でしたので、忘れないうちに反復練習をして、しっかりと身に付けてもらいたいです!

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基本事項の確認。

2017-08-05 02:09:58 | 大人 デッサン

佐藤 鉛筆
 
土曜日は私、岩田俊彦です。今回は土曜午前クラスの佐藤さんのデッサン。ご本人は、一般大学の男子学生です。
とにかくデッサン大好きの佐藤さんですが今回トライしたものは比較的オーソドックスなモチーフと言えます。とはいえこういった一見地味なモチーフこそ正確に描くことが難しいのですよ・・ほんとに。
今回は復習のつもりでこのモチーフに挑んだのですが同じモチーフでも一回目に描いた時より断然描けるようになっていますね!
 
同じ円柱形体でも立ってるホーローポットと寝てる積み木2種類を配置した訳ですがこの両者のかたちを正確に取ること、これ結構至難の技です。ポットは高さおよそ20cm、蓋のツマミから底に至るまでポイントとなる楕円が大小一体幾つ隠れているのでしょうか。上部のから下部に行くに従って、楕円の長軸に対しての短軸の長さが長くなっていくのですよね。
 
そして寝ている円柱。佐藤さんが描いている時も気を付けて下さいねとお伝えし、ご本人もかなり注意を払って形を取りましたがこのような場合、円柱の中心軸と楕円の長軸は90°、つまり直角の関係になるのです。こちらのデッサンでもそこは捉えていますね。又、ストライプの布が平面に敷かれている状態も自然で、綺麗な空間が出ています。
 
基本を徹底して学んでいきたい、そんな気持ちが表れている今回のデッサン。アトリエ以外でも時間を見つけてはコツコツとデッサンを積み重ねている佐藤さんに脱帽です。皆さんももう一度基本事項の確認を!
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カンテラボランティア

2017-08-04 02:23:27 | 幼児ワークショップ

大竹です。昨日に続いて、ワークショップのご報告第二弾です!(火を灯した後の写真は学生が撮影したので、ブレブレの写真しかなく申し訳ありません)
生憎の雨でしたが、たくさんのご参加ありがとうございました!小原先生によると、過去最高人数の入室だそうです。大半が小さな子ども達とはいえ、61名もよく入ったなぁと感動しました。
作業工程などの詳しい説明は昨日のカエ先生のブログにありますので、私は学生ボランティアの活躍や反省会の様子などをご報告させて頂きます。

ミオスの遠足やワークショップでは度々学生のボランティアが活躍してくれますが、今回も大活躍でした!右下の反省会の写真からも分かるように、講師の数よりもボランティアの学生の方が多いです。最年少はなんと小学6年生!しかし、その働きっぷりはカエ先生が感動し思わず涙を零しそうになるほど…。(そして「あと10年早く生まれててくれれば絶対彼氏にしたのに…」と惜しませるほど…。)手が空いた時もボーッとせず、困ってる子はいないかと常に気を配っていてくれたので、誰も失敗したり遅れたりする事なくカンテラとキャンドルを作る事ができました。
ボランティアが初めてという子も、最初は子供達とどう接すればよいか戸惑っている様子もありましたが、先生や経験済みのボランティア学生を参考にしてすぐ子供達と打ち解けていました。また、早くカンテラを作り終えてしまった子がいても放って置かず、かっこよくできたねえ〜!と声をかけ終始楽しませている様子も伺えました。こうした事に気付き、気配りができる学生は学校や部活動、アルバイトといった様々な場所で重宝されると思います。
そして片付けの後の反省会。「自分の担当の子以外にも、もっと声をかけてあげられればよかった」「どこまで手伝ったらよいか、見極めが難しかった。手伝いすぎたかもしれない」…と大人顔負けの意見や感想も出たりして、逆に先生の方から言う事がなくなってしまうほど。最後までしっかりとキメてくれました。
ボランティアのみなさん、ありがとうございました!是非、次回のワークショップもお手を貸して頂けたらと思います!!

最後に、雨天でアトリエ内制作となった為、たくさんのこぼれたキャンドルで教室の床がテカテカツルツル滑ります。本当に申し訳ございません。生徒の皆様、しばらくの間お気を付け下さい!

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幻想的なカンテラパレード!

2017-08-03 22:22:28 | 小学生 イベント

菅原です。 夏のワークショップ、カンテラ&キャンドル作りの様子をお伝えします!
お楽しみの屋外イベントだったのですが、この日は生憎の雨模様…。
しかし!雨だってなんのその、屋外以上に盛り上げる気合いで臨んで参りました!
内容としては、かき氷そっくりのキャンドルを作り(パレード中に一つは消えてなくなってしまうので、お土産用のキャンドルと2個製作)、自分でオリジナルのデコレーションをしたガラス製カンテラに、キャンドルを入れて夜の公園を探検するというもの!
まずかき氷キャンドル作りから。

ドロドロを通り過ぎサラサラ透明に溶かしたロウを紙コップにもらって、冷ましながらちょうどいい固さの時に一気に山の形にモリモリ盛っていくのですが、これがもたつくと一気に固まってしまうスピード勝負で、苦戦していました。
透明だったロウが冷めていくにつれ白く戻り、かき混ぜるとおかゆのようにドロドロになるのを見て、みんなびっくりしていました!
しかし、ぎゅうぎゅう詰めの大人数とコンロ強火でロウを溶かしまくる作業に、教室内は酸欠状態!キャンドル製のかき氷にカラフルなシロップ(もちろんこれもロウー緑のメロン味、赤いイチゴ味、青いブルーハワイ、黄色のレモン味)を掛ける頃には子ども達の興奮と熱気も加わり講師はフラフラですw

そしてカンテラのデコレーション!
貼って剥がせる新商品の透明ビニールシールで自由にデザイン。暗いところでの影も考えながら配置する頭脳派や、英語を貼るオシャレ派、四角を貼り続ける個性派などなど…各々さまざまな楽しいデコレーションを施していました。(何度でも貼って剥がせるので、カンテラに飽きたらビニール傘などにも貼りつけることが可能ですよ!)

完成してからは雨も上がっていたので、川沿いを散策をすることに。
作ったキャンドルを中に入れ、火をつけて…いざ出発!
ほんの20分程の散策でしたが、カンテラを持った45人(+中高生の学生ボランティア12人+スタッフ4名の総勢61名!)のパレードは人目を惹く一大イベントとなりました! 

最後にお詫びです。 悪天候の為、全ての工程を外行事として行うはずが狭い教室内の作業となってしまいました。ご見学をされたかった保護者様には退出を頂くことになり大変申し訳ございませんでした。

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描く事だけが表現ではない

2017-08-02 22:57:39 | 大人 油絵・アクリル

矢作 油彩 

子ども達のワークショップの裏方・看板や飾付け用の絵を描く係の山下です。今日は少し涼しいですが、最近蝉の声が聞こえ始め夏真っ盛りという感じですね。
さて、本日ご紹介するこちらの作品はF15号と少し大きめのサイズです。一目見てパッと明るい気分にさせてくれる、"ウキウキ"や"ワクワク"といった言葉がそのまま絵になったようですね。元となったのは1964年のソビエト連邦時代の『東欧州』という写真集から、ウィストゥラ川を手前にワルシャワ旧市街の多彩な建物の並ぶ正面を見据えたシーンを選ばれました。
集合した家々が中心となっていますが、周囲に木々を入れる事で自然の空気感を感じます。建物のような規則正しい形のものを描くと、どうしても絵がかたくなってしまい、息苦しくなってしまいがち。ですが、鮮やか色・広がる木々・フリーハンドで柔らかく直線を描く事で画面が活き活きとしています。植物の自然な色と建物の人工的な色を使い分けられているのも、とっても良いです!

そして一際目を惹く色鮮やかな家々。生活感が感じられ、活気のある声が今にも聞こえてきそうです。
人間を描いていないのにそのように感じるのは、窓の奥にはそれぞれに違った生活をしている人達がいるという事を想い、筆を進めたからでしょう。
一見、"自然の中に佇む活気だった家々"に着目しているようで、"その中で繰り広げられる人々の暮らし"という、抽象的なテーマも込められています。
人間やモノなど、具体的に目に見える物を描く事だけが表現ではないという事ですね!

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親子で作る秘密基地

2017-08-01 22:32:37 | 親子

親子クラスも只今夏のワークショップ開催中です!!今年の親子クラスは、イベントチラシに記載の参加人数が直ぐに定員に達した為(満員御礼!ありがとうございます!!)、急遽各講座1日ずつ開講日を増やしました。今日ご紹介するワークショップは、初回講座のダンボールで作る秘密基地です。大勢のお友達と一緒に作る基地は、教室一面に広がるかなり大掛かりなものとなりました。この基地の自慢は、大きな段ボールをどんどん繋げて作ったなが~いなが~いトンネルです。トンネルの途中には、所々に抜け道や窓や塔があるので、この先には何があるにかな?と探検ごっこもできます。探検中には、思わぬ所でお友達にも遭遇!あちこちの窓からピョコッと顔が見えるのが可愛いですね!

大きな基地をさらに格好良く、みんなで基地をペイントします。高い塔や屋根に模様を描いたり、どこまでも続くトンネルの壁面にお絵描きしたり、あまりにも描くところがいっぱいあって、みんなペイントに大忙しです。こども達の楽しそうなペイント光景に誘われてか、いつの間にかお母さん達の手に筆が。かなり真剣な母達・・・。親子で手も足も、赤・青・黄に染まって、こんなに思い切りお絵描きできるの楽しいね!

親子クラス・ワークショップで、現在定員に空きがある日は、8月10日(木)『高い塔の魔法のお城』です。(チラシに記載の日程は、既に定員に達しております。増設した講座で空きがある日が8月10日です)こちらにお申し込みの方は、下記の方法でお申し込みください。(Eri Ito)

<お申し込み方法>※通常授業とは申込方法が異なります。ご注意ください。
下記の必要事項を明記の上、メールの件名を「親子申し込み」として、e-mailアドレスへ送付してください。お申し込みの確認(定員がございますので、受付時に参加可能かどうかをお知らせいたします)とご受講料お支払い方法を返信します。
①ご受講希望日・希望講座名 ②氏名/ふりがなと年齢(+月齢) ③住所 ④電話番号 をご連絡ください。定員がございますので、参加可能かどうかを返信いたします。
メールアドレス mios@ace.ocn.ne.jp
(確認の返信を3日以内に致します。もし返信がない場合お手数をお掛けしますが、再度ご連絡頂けますと幸いです。)

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