出町 日本画
大分暖かくなりましたね!
本日は日曜大人クラスより、出町さんの日本画をご紹介します。なんと、一年かけて描き上げた力作です。
コツコツと描き上げた、この見事な羽根は圧巻の一言! 羽根の目玉のような模様部分も、色を薄く重ねて玉虫色の何とも言えない表現がなされています。こんなに羽根も多いので、なかなか終りが見えず辛いなぁという声も出町さんから出てきていました。しかし背景に黄~オレンジのグラデーションを入れた途端、パッと画面も引き締まり完成のが見えました。その後は素晴らしいスピードで、あれよあれよのうちに完成!
背景の補色のオレンジが瑠璃のような目の覚める青を引き立てています。身体の部分は繊細ながらも大きいタッチでのせたことで、より羽根の薄さ、細やかさが強調されたように感じます。
授業中にもふらりと自主休憩をとる出町さん(あれ、いつの間に!?なんてこともしばしば…)。そんな風に、作者に気負いすぎず力の抜けた部分があるからでしょうか?そのまま描くとかなりギラギラとしてしまいそうな孔雀というモチーフが、厭らしくなく、それでいて迫力のある画面に仕上がっているのが素晴らしいです。
孔雀は邪気を払うといって縁起がよくお守りなどにもモチーフとして使われるそう。毒のある虫や蛇などを食べることからそのように言われているそうですが、毒すら取り込んで美しく羽ばたき羽根を誇示するその姿、凄みも感じてしまいますね!出町さんのこの作品からも、まさにそんな迫力が伝わってきます。燃えるような情熱が溢れだす、優雅さだけではない魅力がある作品に仕上がりました。
さて出町さん、現在は漆製作中ですが、その次はどんな作品になるのだろう…?と、今からワクワクしてしまいます! 庄司でした。
大分暖かくなりましたね!
本日は日曜大人クラスより、出町さんの日本画をご紹介します。なんと、一年かけて描き上げた力作です。
コツコツと描き上げた、この見事な羽根は圧巻の一言! 羽根の目玉のような模様部分も、色を薄く重ねて玉虫色の何とも言えない表現がなされています。こんなに羽根も多いので、なかなか終りが見えず辛いなぁという声も出町さんから出てきていました。しかし背景に黄~オレンジのグラデーションを入れた途端、パッと画面も引き締まり完成のが見えました。その後は素晴らしいスピードで、あれよあれよのうちに完成!
背景の補色のオレンジが瑠璃のような目の覚める青を引き立てています。身体の部分は繊細ながらも大きいタッチでのせたことで、より羽根の薄さ、細やかさが強調されたように感じます。
授業中にもふらりと自主休憩をとる出町さん(あれ、いつの間に!?なんてこともしばしば…)。そんな風に、作者に気負いすぎず力の抜けた部分があるからでしょうか?そのまま描くとかなりギラギラとしてしまいそうな孔雀というモチーフが、厭らしくなく、それでいて迫力のある画面に仕上がっているのが素晴らしいです。
孔雀は邪気を払うといって縁起がよくお守りなどにもモチーフとして使われるそう。毒のある虫や蛇などを食べることからそのように言われているそうですが、毒すら取り込んで美しく羽ばたき羽根を誇示するその姿、凄みも感じてしまいますね!出町さんのこの作品からも、まさにそんな迫力が伝わってきます。燃えるような情熱が溢れだす、優雅さだけではない魅力がある作品に仕上がりました。
さて出町さん、現在は漆製作中ですが、その次はどんな作品になるのだろう…?と、今からワクワクしてしまいます! 庄司でした。