今回は、小学生火曜クラスの靴作りの講評です。(by南澤)
とてもエネルギッシュな御学友が多く在籍していることで有名な火曜日クラスでありますが、作品に限っては嫌みではなく本当に素晴らしいクラスなので、たまには真面目にひとつづつ鑑賞していきましょう。
左上から / T 4年:ビビットなエナメル質とカラフルな側面の描写のバランスが心地よい一足になりました。こだわりポイントは特製中敷きの紅色ですかね。でも、南澤先生とコウスケ先生早く交代しないかなーっていう新ネタはガーリー過ぎるのでお勧めしません。w /
M 2年:紐ぐつじゃないのが目立ってます。3連ベルトカッコイイ!知的確信犯。 /
H 1年:一所懸命ていねいに仕上げた暖色の美しい一足。集中してましたねー。お猿ボーイズも見習え! /
M 6年:我がクラスの誇るトップクラフトマンらしく、繊細で優麗な仕上がり。もっといろんな素材を試させてあげたくなります。今度仕事発注してもいいスか? /
S 2年:なんだかんだで、毎回最後には大胆で美しい作品を上げてくる彼女には脱帽しっぱなしです。個展を! /
S 5年:色も形も本物そっくりです。モチーフ選びからセンス抜群!表彰状。
上から2段目 / R 5年:白ベースの難しいモチーフを、素材の扱いで圧勝した傑作。VANS社に送ったら感動モノでしょう。 /
Y 5年:文句言いながらもちゃんと実行してくれる素直な?彼女が好きです。ステッチブームを巻き起こしたエポックメイキングな一足。オウチに飾ってね。 /
H 6年:かつて「プリティーinピンク」という青春映画がありましたが、タイトルに付けたいです。ピンク色の魔術師!変な比喩じゃないですよ。 /
M 4年:圧倒的に美しく個性的な存在感です!解脱した陶芸家の絵つけにも似た斑紋が浮き上がってます。恐ろしくて近づきませんでした。w /
R 4年:2トーンが美しい洗練されたアーバン感漂う優秀作品。褒め言葉のボキャボラリーが足りないのが悔やまれますが、ニューヨークが脳裏によぎります! /
Y 3年:漆黒の銀河に浮かんでは消える色彩の思想。幽玄の顕現者。渋いです! /
S 2年:ニューウェーブな感性の憎いピンクパンサーな一足。何を言ってるか解らなくなってきましたが、個人的に好きです!
下から2段目 / M 6年:彼がお猿軍団の刺客として颯爽と登場してからというもの、万華鏡のようにクラスが華やいだワケですがw、要は小沢一郎の軌跡を政治の混迷の元凶と見るか、政界のアセンションマスターと見るかみたいなコトで、僕は後者派なのです!今回の靴は明の時代の茶碗の名品を彷彿させてくれます。 /
Y 6年:伸び伸びとした作風が実に心地よいアンビエントな秀作。床の間に置くならコレかな。 /
M 4年:ナイーヴな彼にしては、靴ゆえか地に足ついた制作に終始して仕上げた自信作です。こういうのを観ると嬉しくなりますね。 /
K 5年:異色のフォルムを堂々と完成させた彼は、植村直己のチョモランマ登頂のような気分がしている事でしょう。しかも完成度ナンバーワン!男を挙げましたな。
一番下 / M 4年:先生は丁寧に!しか言葉を知らないの?と訊いてくる彼女ですが、出鱈目な僕に丁寧に!と言わせる貴方はスゴいです。でも、大胆さは褒めなくても十分伸びそうだもの。力作! /
K 2年:赤と白が爆発する、寿(ことぶき)の最終戦争みたいなめでたい靴となりました。彼の作業跡も爆心地みたいでしたが、そういえば火山も噴火してましたね。w /
T 2年:まるで俳句の名手のようにサラサラと完成させていて、筆がもはや体の一部なのではないかと思ってしまいます。僕なんて筆見るとノイローゼになるというのに! /
S 2年:火曜クラスを多摩川花火大会のように楽しませてくれる空くんらしく、最後は靴全体が花火仕様になりました。今日のアンパンマン似顔絵対決は僕の負けでしたね。だって圧倒的に可愛く描くんだもの。アレは傑作!
以上、現代美術の最前線からのご報告でしたー。