モノ作り・自分作り

東横線 元住吉 にある 絵画教室 アトリエ・ミオス の授業をご紹介します。
美術スタッフが、徒然に日記を書いています。

人生相談・占い承ります

2020-05-02 21:48:52 | 学生

オバラです。月曜日の幸介先生のブログに続き、学生クラスの話題で。
ミオスでは、中高生の学生のみ在籍の学生クラスは、火曜クラス(18:30~20:30)と木曜クラス(19:00~21:00)の2つです。学生しかいないので、特に男クラに近い火曜日は中1~高3まで一緒になって馬鹿話しで盛り上がることもしばしば。ほぼ女クラの木曜日はそれほどではありませんが、おしゃべりが始まると長いです。
学校や親の愚痴を聞いたり、人間関係の悩みを指南したり、講師が偉そうに過去の武勇伝を話したり、自慢げに知識をひけらかしたり、毎週話題が尽きません。
(他に学生が通えるクラスは土曜午後クラス13:00~15:00と日曜クラス10:00~12:00がありますが、こちらは社会人の生徒さんと一緒の授業ですので、生徒同士の交流やお喋りはあまりありません。)

こう書くと「絵画教室なのに何やってんの?」と思われそうですが、大好きな絵を描きながら人生相談もできるし、描いた絵でメチャメチャ当たる占いもしてくれるし、制作の進め方を通して社会人になってからの作業効率の良い仕事のやり方までカバーしてくれる、面白くためになる授業だと自負しています。


50代の私や30代の幸介先生だけでなく、社会人になったばかりの加余子先生も、学生に対して目先の技術だけでなく長い目で見た接し方をしてくれているので、ミオスの受け継がれし伝統になりつつあるようです。
加余子先生が中学生に「働くって事がよく分からない。好きな事があったら、それを活かした仕事をするのが理想なの?それで貧乏になっても、尊いことなの?お金持ちになりたいって、欲望なの?」と聞かれていて「おおー!?凄い質問きちゃったなー!カヨコ何て答えんだ?」とワクワクしていたら、「私の美大の友達はね、在学中に絵を描くより、旅して色んな人と会う事の方が好きなんだって気付いちゃったんだって。だからわざと美術と何も関係のない給料の良い会社に就職して、仕事にやりがいは感じないけどバリバリ働いて、お金貯めて海外行くのが楽しみらしいよ。人生って人からどう思われるか常識を気にする必要はないし、こうあるべきって早くから決めなきゃいけないもんでもないんじゃない?自分が一番大切で楽しい事が何かを少しずつ考えて、もし社会人になるまでそれが分からなかったとしても、いつか見付けた時にすぐ実行に移せるように、元手を稼ぐのが働く事と思えば?」と答えていて、泣くほど感動してしまいました。(私が中学生の時に23歳の加余子先生に会いたかった!)
私なら違う答えを言ってしまいます。その質問をした学生は、きっと若い加余子先生に相談したかったんでしょう。人は悩みがある時、一番欲しい答えを与えてくれそうな人を無意識に選ぶと言いますし。

美術以外のたくさんの事が学べる居心地良いミオス。(自分で言う。加余子先生を小さい時から育て、こんな立派な答えを言える人間にしたのもミオスだし!)
閉めているのが惜しいでしょう?収入減ですが、ランニングコストは貯金で賄う!潰れないように頑張るぞ!

コメント
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