モノ作り・自分作り

東横線 元住吉 にある 絵画教室 アトリエ・ミオス の授業をご紹介します。
美術スタッフが、徒然に日記を書いています。

いじわる?

2016-04-12 15:53:44 | 小学生 絵画

履修登録の時期になると、正月よりも年のはじまり感じる大竹です。 普段は日曜大人クラスを担当していますが、大学が春休みの間は小学校受験クラス、幼児クラス、小学生クラス、学生クラスなど、全てのクラスをお手伝いさせて頂きました。遠足やワークショップも何度か参加し、春休みはミオス尽くしでした笑。一番多かった時間は小学校受験クラスで、小学校に入る前の子でもこんなに描けるのかぁ、と感心させられました。

そんな私が幼児や小学生に教える時に一番悩んだのは、どこまで自分が手や口を出していいのか、という事でした。ここをもっとこうしたら良い、けどそれってちょっと難しい事を求めすぎ…?それにあんまり私が口を挟んで楽しくなくなっちゃったら…?でも上手くなってほしいし…と時々悶々としてしまいます。が、よくよく考えたらみんな絵を勉強する為にミオスへ通っているんだし、絵は上手くなればもっと楽しくなります。そう気付いてからは(当たり前の事ですが)ちょっとでも目に付いた事はバシバシ言わせてもらっています。
先生達の指導でなんでこんな細かい事まで直させるの?!別にいいじゃん!という幼児や小学生、学生の気持ちはよく分かります。私も小学生の時からミオスへ通っていたのでよぉーーーく分かります…。やっと完成したーーーっ!と思って先生のところへ持っていっても、ダメ、ここ直してと突っ返された時の目の前が真っ暗になるような気持ちを今でも覚えています笑
でも、みんなの作品をより良くする為に、先生達が作品を隅々まで観て考えて出た言葉なのです。決して意地悪ではないですよ!

さて、こちらは春のワークショップの木炭デッサンの様子と作品ですね。作品から制作風景の様子が伝わってきますね。木炭は鉛筆に比べ柔らかく紙への定着力が弱いので、描いては紙へ擦りつけ描いては紙へ擦りつけを繰り返します。なので、せっかく一生懸命描いたところも擦って定着させて、また描き直ししなくてはならなかったりします。でも、皆めげずに最後まで描ききれてます!木炭を粘り強く擦って定着させているので、良い雰囲気に仕上がっています。鹿の骨の表面なんて、大人顔負けの仕上がりになっているのではないでしょうか?キジもよく木炭の色が乗っているし羽も大きく描けていて迫力バッチリ、カモも羽の細かい模様や色の差をしっかり追えていてカッコいいです!
はじめての木炭デッサン、みんなお疲れ様でした!
コメント
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