モノ作り・自分作り

東横線 元住吉 にある 絵画教室 アトリエ・ミオス の授業をご紹介します。
美術スタッフが、徒然に日記を書いています。

手作り絵の具で描いた絵

2009-10-14 06:34:00 | スタッフ講師
Tuti

赤尾です。先週は風邪に倒れてしまい、ブログのお休みをいただきました。
もうほとんど完治したのでご安心くださいね!
小学生クラスでは今月から既にハロウィン真っ盛りですが、先月完成した土の絵をこちらでドーンとご紹介します!
油絵や水彩絵の具に使われている顔料の一種で、イエローオーカーやローシェンナの名前はよく見かけると思いますが、こちらの顔料も実は土が原料なんです。
今回小学生クラスで制作した土の絵の具は土をふるいにかけただけなので、荒々しい土らしさが残っているものです。
市販されている土の顔料は、機械にかけて粒子をずっと細かく、均一にしているのでとてもスムーズに絵を描くことができます。
土の絵の具づくり最後の課題は自由画だったので、手作り絵の具をメインに、体験として市販の顔料も使ってみました。
結果はご覧の通り。オレンジ色の強いものが市販の絵の具ですが、ザラザラした土の絵の具との対比もできて、どちらか片方を使うよりも完成度がアップしたように感じます!
土集め、精製、標本づくり、自由画と土絵の具のカリキュラムを通して、みんなに少しでも普段使っている画材について興味を持っていただけることを目標に講師も取り組んできました。
なかなか絵の具を一から作る体験はできないと思いますので、今後絵を描いているときにでも、ふと思い出してみて欲しいなと思っています。

コメント
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