千織 高1
こんばんわ。幸介です。
本日はアトリエでもめずらしい「粘土造形」の作品を紹介いたします。
今回紹介する千織ちゃんの作品は、手の形や手のひらの肉感やボリューム感などは出せたんではないでしょか。本来なら手首を軸に上向きに造りたかったようですが、粘土の重みでそれができず、そこが残念でした。
ただ彼女はデッサンも上手いので、粘土も効率よく進めていけたようです。
デッサンと粘土、全然違う題材のように見えて、実はやることはほぼ一緒なんです。
デッサンならまず大体のモチーフの形をとりますが、粘土も最初は大まかな形をつくります。
そして次に、デッサンはベースをつけますが、粘土も大体の立体感をつけます。
最後にデッサンは細部を描きこんでいきますが、粘土も最後に細部を作りこんでいきます。
手をデッサンする時、いきなり爪や皺からは描きませんよね。粘土もいきなり爪や皺から作っていったりしません。
作り方は、デッサンも粘土も一緒なんです。でも粘土は立体、デッサンは平面です。そこのこの課題の意味があるのです。
普段デッサンで感じる「立体感が出ない」とか「大まかなベースって何?」「描き込みって何?」みたいな疑問を、立体で粘土を作ることによって、感覚的に覚えよう!!ということなんです。
デッサンに詰まったら、子どものように手を汚しながら粘土を作ってみるのはいかがですか?
以上、幸介でした。