モノ作り・自分作り

東横線 元住吉 にある 絵画教室 アトリエ・ミオス の授業をご紹介します。
美術スタッフが、徒然に日記を書いています。

スーパーリアリズム

2007-11-30 20:40:54 | スタッフ講師
Hatanowain秦野 『タイトル未定』 鉛筆

デッサンというにはあまりにも完成度の高い、写真なんて目じゃないくらいリアルな『絵』です。
パソコンの画面上では繊細さのみが際立ちますが、実際に作品を見ていただくと質感の表現が生き生きし、白黒写真を模写したのとは明らかに違う、モチーフを目の前に置いて描いたという説得力と力強さを感じていただけると思います。
こういった作品のことを『スーパーリアリズム』といいますが、このジャンルには“写真を撮ってから、写真そっくりに写す”という作品が数多く存在するので、秦野さんのこの絵は『写実画』の方がいいかもしれませんね。(実は私が個人的に、写真そっくりのスーパーリアリズムが嫌い、というのもありまして。「そんな技術ばかりを見せびらかしてどうすんだ?それなら写真のままでよくねぇ?」と思ってしまいまして。)
話しが逸れましたが、本当に美しい鉛筆画です。   オバラ

コメント
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