駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

伊藤美誠に痺れる

2021年07月26日 | スポーツ
               

 昨日は日曜日、カウチ水羊羹で卓球、テニス、サッカーと叡王戦を見た。
 いやあ、卓球の水谷伊藤ペアは凄かった。何度マッチポイントを凌いだだろうか、よくドイツに勝てた、土壇場での伊藤美誠の真剣な表情に痺れた。(伊藤美誠は渡辺名人に似ている。まるで兄妹のようだ)。
 テニスはウインブルドンの覇者バーティが一回戦で負ける(自滅)という番狂わせがあったが、大阪は貫禄勝ちで女王の強さを印象づけた。
 サッカーは南アフリカ戦と見違える寄せとボール回しでメキシコを圧倒した。これならひょっとして、メダルそれも銅以上が夢でない気がする。
 叡王戦は藤井二冠が豊島竜王をきっちりと寄せきった。やはり終盤の強さは棋界随一恐るべきもので、豊島竜王でも凌げないのがハッキリした。もう豊島竜王が苦手ということはなくなったと思う。
 
 画面で真剣勝負と優れた技能の美しさを目の当たりにできるのは有り難いが、無観客で真夏開催は大間違い。ワクチンが行き渡る十月にすべきだった。そうすれば観客も入れられたかもしれない。東京2020をオリンピックの商業化政治介入を見直す大会にしたい。
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霧分別

2021年07月25日 | 小考
             

 蝉の声が聞こえ、濃い青空が見える。風がなく今日も日中は暑くなりそうだ。唯、朝夕の暑さはさほどではない感じがする。気温的には今の方が高いのだが、記憶的には六十年前の方が暑さは厳しかった、今ほどエアコンが普及せず首振り扇風機の世話になっていたせいかもしれない。
 恐らく人生最元気、青春の始まりの十五の夏は何ともむんむんするばかり、空振り三振の訳の分からぬものだった。分別がないのだからそうしたものかもしれない。
 尤も年を重ねれば分別が付くというわけでもないようで、四十にして惑い五十にして天命を知らず六十にして俺が俺がの先生達も多いようだ。
 北海道にはアイヌ語に漢字を当てた面白い地名が多い。誰が付けたのか、漢字にはイメージがあるので、音と組み合わせで成る程とかどんなんだろうといった興趣がある。中には住んでる人には迷惑?な尻別とか行ってみたくなる女満別それに恐そうな弟子屈など内地の人間は勝手なことを想像してしまう。別れと言う意味ではないと思うが別が付くところが多い。
 ちなみに霧分別という地名はないようだ。気にくわんと睨んでも空分別と切り返す先生は居ないだろう。
 
 さて日本代表はメキシコに勝てるだろうか。失点を一点に抑えられれば、勝つチャンスはあると思う。左のバックとキーパーが鍵、旗手よりも富安か中山か、三苫が必要。引き分ければ合格と思う。
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人気の不思議

2021年07月24日 | 小考
              

 アメリカの大統領選挙では結局一緒にビールを飲みたい男の方が選ばれると聞いたことがある。今は女性が大統領になる可能性のある時代、こうした感覚は古いと思われるかもしれないが、そうでもないと思う。
 逆の視点から見ると、回りくどく小難しい政策を理屈っぽく語る候補には票が集まりにくいということだ。なぜ回りくどく理屈っぽい話をする人物に人気が出にくいのか、理屈は面倒でわかりにくいせいだろうか、筋が通っていても人気にはつながらない。具体的に名前を挙げて申し訳ないが、石破さんや枝野さんの人気がもう一つなのはそうした理由があるのではないかと想像する。私自身は回りくどい小難しい話に抵抗がないので、どちらのお二人ともビールを飲みながらあれこれお話してみたいのだが、どうもそれは少数派らしい。
 小泉進次郎とビールを飲みたいとは思わないが、女性には根強い人気がある。女性はイケメンに弱い。
 人気というのは感覚(感情)から生まれるもので思考(理性)から生まれるものではなさそうだ。
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理解困難な指し手

2021年07月23日 | 人物、男
       

 小林氏の辞任に伴い、橋本聖子会長は開会式のやり方を見直すと言っていたが 東京五輪・パラリンピック組織委員会は22日、国立競技場で23日に開催される五輪開会式について、演出内容も含め、予定通り実施すると発表した。 その理由として小林氏が具体的に一人で演出を手がけている個別の部分は無かったことを確認しましたと説明している。 今から見直す時間がないからというのが本音なのは明白で、これは言い逃れに聞こえる。
 国民の健康と命を危険に晒してまで、なぜそんなにやりたいのか何の説明もなく独断強行されるオリンピックの開会式に、招致し一年延期を主張した安倍マリオ氏が出席しないというのはいかなる理由なのか、当然私がお膳立てをしましたと出席すると思っていた。安倍マリオ氏は五輪開催に反対なのだろうか?よく分からない。
 菅首相は国民にはなぜそんなに五輪がやりたいのか安全安心と言うばかりで一言も説明しないのに米国雑誌のインタビューには挑戦することが首相の役目で。周辺の中止アドバイスを止めることは簡単と無視し、開催に挑戦したと答えている。どういうわけかリスクを取って挑戦するのが菅首相の政治姿勢と女性政治評論家Mが登場し解説している。自分の政治生命を賭して挑戦するのは大いに結構だが国民の命と健康を賭して挑戦するのは愚の骨頂、首相の責務を逸脱している。王手飛車で飛車を逃げる首相、なぜこんなへぼが首相をしているのだろう。
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本の香り

2021年07月22日 | 
          

 
 本屋に逆風が吹いている。街に出ると必ず立ち寄っていた本屋が相次いで閉店した。なんとも言えず淋しい。勿論、本はインターネットで購入できるが、本屋であれこれ迷いながら購入するわくわく感はない。やはり手に取ってパラパラと何ページか読むことができないと本を買う楽しみは満喫できない。個人的には丸善が好きで東京、京都に行けば本屋時間を作り立ち寄ってきた。京都の丸善は東京に負けず広く素晴らしい本空間を作り出している。さすが京都と思う。
 一時間ほどあれこれ本を見て回るとつい買い過ぎて、いつも持って帰るのに苦労する。送って貰う手もあるのだが、家へ帰ってすぐ広げてみたい派で持って帰ることが多い。
 インターネットで買う時はネットの書評を参考にするが、褒めすぎや貶しすぎのものがあり、手に取って読めない歯がゆさを感じる。新聞の書評も参考にするが、やや褒めすぎの傾向があり時々失敗する。著者で選べば失敗は減るが、新しい出会い発見を求めるので手に取って選べる書店は貴重だ。なくなっては困る。
コメント (2)
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