駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

クーリーとして二十年

2021年07月17日 | 人生
            

 この二十年ほど夫婦二人の生活になってから、ちょっと重いもの(2kg以上)を運ぶのは私の仕事だった。確かに私の方が力はあるのだが、それでもそろそろ苦力を卒業したいと思う。どうしても分けられない物はともかく、押し車もあることだし呼びつけられて運ぶのは楽しくなくなった。
 些細なことだが、あれこれ色々お終いにしたいことが出てきた。
 幾つか残っているやりたいことだけをして、好きなように暮らしたい。
 思いもよらぬ、しかし聞いたことがある心境になることが出てきた。居間の暖炉の前で推理小説を読むのは至福のひと時、そんなことがと思ったのだが、なるほどと思うようになった。


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