駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

改正に反対する人は居ない

2021年05月04日 | 政治経済
          

 昨日は憲法記念日だった。憲法改正の是非を問う世論調査があったようだが、その前に憲法を読んでもらわなければ話にならない
 地球温暖化やインターネット出現という時代の変化と共に憲法の一部を改変する必要性が出てくるのは自明のことだ。問題なのは改変が改正かどうかということで改悪では困る。改変が改正か改悪かを議論できる素地がなければ憲法改変論議は始められない。一部の人の便宜や都合で改変されては堪らない。安倍さんも菅さんも憲法をきちんと読んで理解されているとは思えない。日本国憲法は一日で読める。理解するのは簡単ではないかもしれないがわかりやすい解説書も出ているし、百回も読めば意自ずから通じるところもあるだろう。
 憲法は権力の暴走を抑制するもので一部の人の損得や都合の上位にあるものなのをご存じない国会議員も居るようだ。知っていれば森友家計桜を見る会河合夫妻選挙違反がうやむやにされることはないはずだ。
 改正推進に期待した山尾志桜里議員にも失望した。性に絡むことには寛容なつもりだが(八百屋お七の気持ちは分かる気がする)、我欲に目が眩んだように見えるし、ガソリン代や電車代をちょろまかすようでは論ずる資格がないと批判されてしまう。
 マスコミが憲法改正と報ずるのは不正確で、改変が正しいような予断を与えてしまう。中立的に憲法改変問題と報道すべきだ。改正か改悪か改変かは国民が熟考して判断することだ。
コメント
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