駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

セネガル戦のメンバー予想

2018年06月24日 | スポーツ

 

 今晩もセネガル戦に備えカツカレーを食べてきた。セミプロ評論家の予想メンバーを発表しておこう。

 サッカーは引き分けの価値と意義を理解しないと、その面白みを満喫できない。西野ジャパンがコロンビアに勝ったので、マスコミが全く論調を変えてしまった。セミプロサッカー評論家としては西野監督の低評価と三連敗予測は誰がしていたのだろうかと呆れてしまう。

 引き分け狙いを公言はしないだろうが、西野さんは引き分けを狙っていると思う。いつも指摘するのだが強豪国相手ではとにかく失点を一点に抑えることが一番重要。得点のチャンスはある。ハイボールでは勝てないので、短めのゴロのセンタリングをマイナス20度で入れることだ。

 セネガル戦の先発メンバーを発表しておこう。大迫、原口、香川、武藤、柴崎、山口、長友、昌子、吉田、酒井宏、東口。ゴールキーパーは悩んだが前に出る東口にしたい。槇野も考えたがFKやPKを与えそうで二の足を踏んだ。

 一対一で引き分ければ最高、二対一で勝つチャンスも25%くらいはあるだろう。

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「老いの荷風」を拾い読む

2018年06月24日 | 

   

 先日、行きつけの本屋で川本三郎さんの「老いの荷風」を見付けた。一年前発行の本なので、川本ファンとしてはうっかりしていた。この数年、川本さんは私好みの軽い旅行記や散策記録をあまり書かれなくなった。腰を落ち着けて、本格的というのだろうか、私には意外な感じもする林芙美子や北原白秋の評論を書いておられる。どうもこうした本は苦手で、購入はしたが読めていない。永井荷風にしても好みの作家ではなく、作品をきちんと読んだことがない。こうなると川本ファンと言いながら、肝心な部分は理解できていないのかも知れない。

 帯に第一人者の視点と筆さばき。濹東綺譚以降の作品と生活を中心に老いを生きる孤独な姿を描くとある。川本さんは本の帯や体裁に口出しをされないのだろうか。この帯の言葉はコンビニ弁当の成分表のようでもう一つに感じる。

 拾い読みしただけだが、何故川本さんが荷風に引かれるのか、荷風を好まれる川本さんのエッセイを何故自分が好むのかと言う謎がほんの少しだけ解けた気もした。繰り返し作品を読む野田知佑、川本三郎、多和田葉子・・に共通するのは旅好きでしかも独行というところだ。孤独とか孤立というと寂しい感じもするので自立と表現したいが、自分の目で見て自分の足で歩いて世界を人生を味わおうとする生き方が共通しているように思われる。医院に縛り付けられた自分には出来ないことだが、そうした生き方にどこか共感し著書を通して追体験できるので、繰り返し読んでいるのかもしれない。

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