駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

不足しているのは

2018年01月23日 | 世の中

  


 昨日は予想通り東京では雪が降ったようだ。当地では冷たい雨だった。それでも、近くの山はうっすらと雪の帽子を被っている。今朝は冷え込みはさほどでもなく、青空が見え良い天気になりそうだ。

 年明けに世の中を見渡して何かが不足していると感じる。不足しているのはビタミンでもミネラルでもアミノ酸でもない、想像力だと思う。複雑なことを理解するには知識や考える力が必要だから、誰にでもできることではないかもしれないが、相手の立場や置かれた状況を想像することは誰にでもできるはずだ。勿論、感受性や共感力には個人差があるとは思うが、全く相手の立場を想像できない人はいないだろう。

 要するに、疎いあるいは気にくわないと思う相手のことは、始めから想像してみようとしない?らしい。人の不幸は蜜の味、折角の不祥事不具合を叩かずにはおられようかということか。自分に人の不幸を喜び楽しむ気持ちが皆無とは言わないが、弱いもの苛めに喜びは感じない。尤も、権力者や不当に威張っている人物の失態や失策にはざまあ見ろと思うことは結構ある。

 それって変、いーやそれでいいのだ。

コメント
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