学校での苛めが大きな問題とになってどれくらい経つだろう。勿論、学校が始まって以来、否人類が始まって以来、苛めはあったとは思う。しかし、この四半世紀その内容や頻度に変化があると推定する。文科省や教育学者が調査研究をしているはずだが、大きくは取り上げられていないようで目にしない。
苛めが減らない?原因の一つにネットの普及で瞬時の情報発信が可能になり、まったく吟味や選別の効いていない断片短絡情報が拡散するようになったことがあると思われる。それこそ経過や相互関係など全体を見ないで、躓いた知名人をそれっと叩く風潮が蔓延している。謂わば大人の苛めが猛威を振るっている。
こうした叩きに抗し得るのはトランプのような神経の持ち主や安倍さんのような権力者くらいのもので、人気稼業の者はひとたまりもなく頭を下げることになる。
盗んだり暴力を振るったりの犯罪ならともかく、私生活のことや言葉使い態度などを糾弾してとっちめると楽しいだろうか。直接自分には影響しない他人の不幸は蜜の味ということなのだろうか。よく分からない。
人の躓きを叩く趣味?の大元に物事を不十分な知識で碌に考えもしないで即断する反射的なネット感覚があるように思う。これが苛めにつながっているのではないだろうか?。