駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

井山七冠達成

2016年04月21日 | 趣味

              

 いつかはやれるのではないかと見ていた、今回は出来そうな予感がした。昨日、遂にプロ棋士井山裕太が七冠(全タイトル)同時制覇を達成した。囲碁では前人未踏、将棋では羽生善治が唯一人20年前に達成している。勿論、最強の証明ではあるのだが、何かなければ達成できない偉業でさすがというか凄いというか、特別の人と感じる。

 囲碁将棋というか羽生井山というか、似ている所もあるが、大分違う印象もある。全くの個人的な印象だが、羽生はちょっと恐いというか孤高の天才、井山は親しみやすくどこか優しい天才かもしれない。

 私はNHK杯を観戦していて、石井邦生九段のファンになった。そのご縁で勝手に井山裕太を応援してきた。なんだか人ごとではなくとても嬉しく感じている。石井先生にもおめでとうございますと言いたい。

 本業も忙しく趣味が多すぎて(最近陶芸まで始めた)囲碁まで手が回らない。果たして七十の手習いで有段者になれるだろうか。週一二局では難しそうだ。しかし、どういうものか、解説者のお陰だろう、NHK杯は囲碁将棋とも楽しく見ている。講座の方はかったるくて見ていない、そういう心がけでは強くなれないだろうな。

 しかしながら、全てに通じるものがあるのではと思っている。それは美と楽、尤も人生には辛く苦しいことの方が多いと言われるかも知れない。 

コメント
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