駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

言葉遣いの問題だろうか

2014年07月02日 | 町医者診言

                

 安陪首相は名優の上に優れた戦略家で言葉使いの魔術師だと思う。積極的平和主義というのは元NHKの解説委員がいみじくも指摘したように戦争の出来る国になるという意味にも受け取れる。

 勿論、色をなして否定されるだろうが我が国の平和をおびやかす脅しには武力で対応するぞという意味には変わりなく、それに賛同する人と慎重な人で表現が違うだけだ。

 同じ内容を成る程と響かせる表現設定をする側と慎重に危険が潜むと響かせる側との言葉遣いのせめぎ合いが見て取れる。

 国会成立中にを遅らせて友党に花を持たせ、多くの国民の目がワールドカップやウインブルドンに向いている内に成立させてゆくのには、どうしても戦略を感じてしまう。

 なぜそんなに急ぐのだろうか。たぶんそれは今が自分の野望を実現する千載一遇のチャンスと見ているからだろう。優れた戦略家たる由縁だ。野党に対抗しうる政治家は見当たらないようだ。

 本当の意味合いを伏せて権力を背景に表現と機会ですり抜けるのが政治なのだろうか。チャンピオンデータを並べるMR(Medical Representative)の話は話四分の一に聞いてちょうど良い。政治家はみんな国民のためというが、国民というのは誰のことだろう。

 集団的自衛権の行使の是非は簡単には言えない。解釈の変更が良い方法とは思えない。もっと情報をもっと考える時間をと申し上げたい。

 

 錦織残念、ラオニッチのサーブが凄すぎた。どうも応援だけでなく話題にするのも良くないようだ。黙って応援することにしたい、出来るかな?

コメント (3)
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