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駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

カレーでも外れる

2014年02月14日 | 旨い物

                     

 いつも昼食を食べる店がなぜか臨時休業だったので、やむを得ず少し行き過ぎたところのカフェに入った。ランチはハンバーグ、スパゲッティそしてカレーしかない。一番外れが少ないだろうとカレーを頼んだのだが、これが外れた。カレーというのはなかなか不味く作るのが難しく、手を抜いてもそこそこの味はするものなのだが、この店のカレーは生ぬるく香辛料が利いておらず、妙なトロミがあってさすがの私もちょっと残してしまった。女房は半分で止めてしまった。

 どうしたらこんなに不味いカレーを作ることが出来るのだろう。厨房を覗こうとしたが、厨房がない?ように見えた。二十席はある店に二十代とおぼしきウエイトレスが二人、客は我々だけで、ちょっと鼻を利かせば敬遠すべき店構えであった。時間がなくても、もう少し店を選ぶべきだったと反省した。生きるために食べるのではなく、旨いものを食べるために生きている私としては僅か一食でも外れに出くわすと後味が悪い。誤魔化すというと言葉は適当でないかもしれないが、出されたカレーも辛みを利かせてきちんと暖めれば、そこそこの味になるのにと忠告したい。

 昔読んだ岩波の小林勇の随筆に、街道筋で昼飯にカレーを注文したらウエイトレスが頼みもしないのにソースを掛けたので閉口した。なんだこれはと見回すと同じカレーを注文したトラックの運ちゃん達が皆ソースを掛けて貰っていた、というのがあった。どうも街道沿いの食べ物屋は注意して選ぶ必要がありそうだ。

コメント (2)
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