玉川上水の辺りでハナミズキと共に

春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえてすずしかりけり (道元)

*短歌をよんでみた

2023年11月06日 | 捨て猫の独り言

 NHK短歌5月号に「野球と相撲のどっちをよむ?」という企画の記事があった。その冒頭に「すまはむと東ゆ西ゆ揺るぎ出し阿修羅のすがた見るが楽しさ」という吉井勇の歌が紹介されていて、解題に「相撲」という語は「すま(争)ふ」から来ているとあった。そうなのか、これでまたひとつ賢くなった。あとはそれぞれの秀歌が掲載されていた。

①今やかの三つのベースに人満ちてそぞろに胸のうち騒ぐかな

②シアトルのイチローの秋如何ならむ箴言のごときそのうつしみよ

  ①は正岡子規、②は水原紫苑

③土俵際身を撓ませて堪えたる一途のちから見るに圧(お)さるる

④初場所の角力絵にゐる百力士花やかにはだへ咲くかと思ふ

  ③は吉井勇、④は馬場あき子

秀歌も何のその、私もよんでみた。

◯ショウヘイがユニコーンと化し彼の地にて独り異界へあゆみ始める

◯ふるさとの海いろまわしの明生は小結ぐらいがちょうどいい

コメント
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