玉川上水の辺りでハナミズキと共に

春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえてすずしかりけり (道元)

*八国山緑地

2020年05月25日 | 捨て猫の独り言

 私の片道1時間ウォークは東西南北にこれまで4つのコースだった。こんど都立公園である「八国山緑地」のコースを新たに加えることにした。方角は自宅から北になる。高尾山の標高600mに対して八国山は90mにすぎない。高尾山は往復3時間以内では無理だが、八国山ならば可能だ。なによりも八国山は、高尾山の山歩きと同じ気分を手軽に味わえそうなので期待は大きい。

 このコースはすべて歩きだと時間的に無理がある。まず40分かけて公園入口まで自転車で行く。入り口広場に自転車を置いて、そこから歩き始める。小平市の北にある東村山市と、埼玉県の所沢市との都県沿いにある東西2㎞の尾根道がメインのコースだ。林の中を小鳥のさえずりを聞きながら尾根道をのんびり歩いて往復で80分ぐらいかかる。

       

 狭山丘陵は東京都の水瓶として造られた多摩湖(東京都)と狭山湖(埼玉県)の水源保護林を中心に市街地の中に浮かぶようにして存在している。私はかなり前にこの尾根道を歩いたことがあった。これから、たびたび歩くことになりそうだ。エゴノキとヤマボウシが咲いて、熟した桑の実を3粒食べた。野鳥観察、マウンテンバイク、ふもとの広場でのんびり過ごす子供連れ、木陰で将棋を楽しむ人などに出会った。

 

 八国山の名は上野(こうずけ)、下野(しもつけ)、常陸、安房、相模、駿河、甲斐の八カ国の山々が眺望できたことに由来するという。すぐ南側には6月の花菖蒲(入場無料)で有名な市立の北山公園がある。ここから八国山緑地のこんもりとした山全体を見渡すことができる。東村山市が不動産業者から買い戻して造った公園という。市民の努力で豊かな里山の風景が保全された。北山公園の花菖蒲は一度アトランタの孫たちと見に来たことがある。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする