玉川上水の辺りでハナミズキと共に

春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえてすずしかりけり (道元)

*パンデミック

2020年03月19日 | 捨て猫の独り言

 現場で精米して、炊きたてのご飯を出す食堂がある。出入り口に米糠が置いてあり自由に持ち帰ることができる。無くなっている時もあるが、あれば必ずもらって帰る。生ごみに混ぜたり、小鳥の餌にする。やって来るのはムクドリとヒヨドリだ。ムクドリは7~8羽に団体でやって来てサルスベリの木に止まり交互に舞い降りて食べる。ヒヨドリは単独のことが多い。

 

 大根の収穫がぼちぼち始まっている。足の太さほどの立派なものではなく、腕の太さよりも細いぐらいのものだ。初めて庭でつくる大根ということもあって収穫の喜びは大きい。あの小さな種が成長してこんなにも大きくなった。成長の過程を観察しながら素人ならではの幸福を味わう。葉の部分も調理して食べる。ヒヨドリも大根の葉をついばんでいたことがあった。(シュンラン、キバナセツブンソウ)

 

 二十四節気ごと、つまり2週間に一度の玉川上水散策に参加しなくなって久しい。今では不定期の一人歩きといったところだが、これまでの蓄積で季節の草花に気付くようになっている。これもオープンギャラリーを主宰されていた鈴木さんの導きによる。家から上流に小平監視所がある。そこから多摩川の水が野火止用水に放流されている。その野火止に沿って家に戻る方角に歩いてゆくと季節を堪能できる薬用植物園がある。私の大切な場所だ。(左端ヒサカキ)

 

 3月11日にWHOは「パンデミック」の状態と認定した。アトランタへの旅行をあの時に決行しておいて良かったと、今さらのように思う。子育ての親や事業主は大変だろうが、年金生活者の私の不自由は図書館と公民館の閉鎖である。映画と囲碁対局の録画でそれを補う。今週はアトランタに行く前に見ておきたかったグレゴリーペックの「アラバマ物語」が放映される。今度の日曜日には囲碁のNHK杯の決勝戦がある。

コメント (2)
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