玉川上水の辺りでハナミズキと共に

春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえてすずしかりけり (道元)

*夏至のつぎは小暑

2011年07月04日 | 玉川上水の四季

 玉川上水が仕事場だと言ってはばからない鈴木さんは節気ごとに「玉川上水の四季」というパンフレットを発行している。最新の「夏至」につぎのようなお誘いが載っていた。6月の日の出は4時半少し前で一年で一番早い夜明けだ。朝の光が北東の方向から暗い木立に射し込み、その瞬間木立はシルエットになり別世界の光景になる。この光景をさらに素晴らしいものにする条件は前日までの雨が夜中に上がり、快晴の朝を迎えた時だ。朝の光と朝靄が織りなす幽玄の世界が出現する。梅雨の期間にチャンスが何回もあるわけではない。

 予報によると明日の朝は雨である。それでは明後日にでも木立に射し込む朝の光を見るために早起きしよう。また天文情報を調べると7月は15日が満月だ。この日の東京の月の入りは4時17分で日の出は4時36分である。日の出前の満月を見ることができるだろう。この日お天気が良ければ4時に起きて出かけてみよう。一年を通して玉川上水のどこかでキャンパスに向かって鉛筆画に取り組んでいる鈴木さんを見かけることがある。頭にバンダナを着用していることが多い。描きためられた作品はオープンギャラリーで公開する。暑さが続いているが玉川上水の木陰はひんやりと涼しい。

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