玉川上水の辺りでハナミズキと共に

春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえてすずしかりけり (道元)

受容は生易しくない

2010年06月20日 | ねったぼのつぶやき

 ここ当分私の日常は目まぐるしい。聞き分けの出来たり出来なかったりする幼子に付き合う一方で、聞き分けを少々(まれに全部)置き去りにしてしまった年輩の方もいるデイケアで過ごしている。幼子の分別のなさは許せるのに、分別を置き去りにしてしまったお年寄り(一人)を快く許せない自分に私自身がいら立ってしまう。

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 その方は職員を除けば周りから鼻つまみに合っている気の毒な方ではある。来てから帰るまで口を開くと同じセリフの繰り返しと悪口雑言しか言わない、言えない。少しも楽しめないその方はそれでも行くところもなく連日デイケアにおいでになる。「家の者が行ってくれというから仕方なく来てるんだ!」と自分でおっしゃる。恐らく家にいても同様なのだろう。何処も受け入れてくれまいという職員の思いで、他の利用者様にはガマンを強い、ほぼマンツーマンで職員を張り付けている。このようなやり方が果して双方にとってベストなのだろうかと個人的には思う。

 幼子はやたらと”バイマイセルフ”を発する。姉や大人のやりようを見真似て自分でやると主張する。自分に関する事(食事や、着替え、)に大人が手(助け)を出けしようとすると阻止する。手間ヒマがかかり、こぼしたり汚したりは目を瞑るしかない。そうしてヤット出来た時の満面の笑みには満足の得意が現れ拍手を送れるのだけれど・・・・。

コメント (2)
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