私にとっては初の北海道行きでした。4日間に亘り観光バスで走りに走り1200Km移動しても、道中央~知床~阿寒湖畔と北海道のほぼ中央を横断したに過ぎないのです。
層雲峡では早朝に黒岳ロープウェイの5合目から大雪山系を、知床ではウトロから出る船でオホーツク海の流氷に侵食された知床半島の絶壁や今沈まんとしている夕陽を、根室海峡では24Km先にあるかつての日本の領土国後島を、摩周湖では神秘的な紺碧の湖面を、阿寒湖畔ではアイヌの古式舞踊を、美瑛、富良野のなだらかな丘陵の遠景(これはドイツやオーストリアの田園風景を見たようでした)などがめまぐるしく展開されました。
贅沢三昧の4日間の旅は、屯田兵の制度や、網走に刑務所が設置された理由や彼らの苦役が北海道開拓の礎となっていた事を知る旅でもありました。ガイドさんの説明は適切で、添乗員の案内もユーモアに満ち、20名の参加者も協力的で観光と温泉と海の幸を堪能出来た旅でした。次回があれば流氷、雪祭りなど寒さ厳しい北海道を訪ねたい。(写真は富良野にて)