高尾山などの「寅太の山野草」

中越地震で被災した小千谷市と長岡市にある戊辰史跡の復興を応援しています。
山野草を中心にしたブログです。

初夏の高尾山Ⅱ(その3)

2013-06-20 00:03:06 | 四季
マタタビ(木天蓼)の花が咲いているのですが、いくら探しても雄花ばかりです。まず雄花から咲くのでしょうか。
この日の収穫はタチガシワ(立柏)の立派な果実に出会ったことです。タチガシワはガガイモ科ですから、秋には綿毛が観察できそうなものですが、花は咲けどもなかなか果実になってくれません。今年はV字の果実が4つも並んでいますから、秋には綿毛が飛ぶのを見れると期待しています。


(マタタビの早く咲く花はほとんど雄花でした)

 
(ヤマホタルブクロとホタルブクロ)

 
(数日前まで咲いていたイナモリソウ)

 
(オオバウマノスズクサの花と果実)

 
(タチガシワの果実とサワギク)


(ギンリョウソウ)

ウグイスが近くで鳴いていましたが、目の前を横切り20m位前にとまりました。あわてて望遠で撮影しましたが、残念ながら画像はイマイチでした。でもめったに見れない野鳥なので、こんな画像が撮れただけでも幸運でした。

 
(すぐ近くにとまったウグイス)

(高尾山)

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ウゴツクバネウツギ

2013-06-19 21:31:05 | 樹木
今回の旅で刈羽黒姫山(670m)に登ったが、ちょうどウゴツクバネウツギが咲いていた。


(花の付け根に5弁の萼片がある)

 

羽後衝羽根空木/スイカズラ科/ツクバネウツギ属。
日本海側の山地に生える落葉低木。
葉は広卵形から長楕円状卵形で、縁には粗く不規則な鋸歯がある。枝の先端から花柄を出し、鐘状漏斗形の黄色の花を咲かせる。萼片は5つで果実になっても残る。
名前の由来:ツクバネウツギの仲間で羽後地方に多いことからこの名が名が付いた。
花期:5~6月。
(柏崎市黒姫山)
【山野草の索引(樹木)へ】
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

初夏の高尾山Ⅱ(その2)

2013-06-19 00:21:25 | 四季
新潟の山ではツクバネソウ(衝羽根草)をよく見ますが、高尾ではめったに会わない珍しい植物だと思います。黒い球形の液果が楽しみです。


(高尾ではめったに見れないツクバネソウ)

 

 
(毎年1本のスズサイコ)

 
(毎年2本のアオスズラン)     (望遠で撮ったクモキリソウ)

 
(イチヤクソウと花の拡大)

 
(花期も終わりに近いムヨウラン)


(真っ白なキヨスミウツボ)

(高尾山)

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

初夏の高尾山Ⅱ(その1)

2013-06-18 06:26:47 | 四季
【ウメガサソウ】
「初夏の高尾山」シリーズは終わりではないのですが、ここはひとまず閉め、「初夏の高尾山Ⅱ」にしました。この季節の人気はウメダサソウ(梅笠草)です。
今年は数は多く見つかりますが、咲いているのがかなり遠い場所で、手持ちの望遠レンズではこれが限界です。


(この画像だけは標準レンズで撮影)

 


(3本並んだウメガサソウ)

(高尾山)

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

初夏の高尾山(その10:最終回)

2013-06-17 00:00:54 | 四季
【高尾山の山伏】
数知れず高尾山に登っていますが、頭襟(ときん)を付け白い装束で、法螺貝を持つ山伏の集団に出会ったのは初めてです。先頭を歩く山伏が「六根清浄、六根清浄」というと、後ろに続く全員が「六根清浄、六根清浄」と唱和します。時々「懺悔、懺悔(ざんげざんげ)」と発すると、これも「六根清浄、六根清浄」と答えます。
「六根」は私欲、煩悩や迷いを引き起こす目・耳・鼻・舌・身・意の六つの器官をいい、「清浄」は煩悩や私欲を断ち切り、清らかで汚れがない境地のことをいうのだそうです。
全員が手に持つ法螺貝は、野山に分け入る時の獣除け、魔除け、居場所の発信などの目的があるようです。


(後ろから山伏の一行が近づいてきました)

 
(「六根清浄、六根清浄」・・・「懺悔、懺悔」)

 
(薬王院の境内で山伏についての解説をしていました)


(法螺貝で低音、高音に見事に吹き分けています)

(高尾山)

コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

キジョランの青い果実

2013-06-16 06:14:41 | 四季
「初夏の高尾山シリーズ」の途中ですが、次にはウメダサソウ(梅笠草)の花がほしいところです。でも画像は蕾しかなく、この雨では高尾に出かけられません。そこで雨の合間をぬって津久井湖畔を歩いてきました。
昨年キジョラン(鬼女蘭)を観察した場所で上を見ますと、なんと開花する果実の大きさになっていました。ちょっと早いように感じているのですがいかがでしょう。


(大きくなったキジョランの果実)

 
(昨年の果実の残骸が残っています)


(新しい果実が4個、中央下に昨年の果実の殻が残っています)

(津久井湖畔)

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

初夏の高尾山(その9)

2013-06-15 00:05:56 | 四季
【食べられる果実】
みなさんはどの実を食べたことがありますか。みんな食べたら実の観察ができないのと、子孫も増えないので手頃にしておきましょう。
またオニシバリ(鬼縛り)なども美味しそうな実を付けていますので、知らない実は口にしないで下さい。


(美味なクワの実)

 
(もっと美味なモミジイチゴ)

 
(好みが別れそうなウグイスカグラの実)

(高尾山)

コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

初夏の高尾山(その8)

2013-06-14 04:26:08 | 四季
【腐生植物の季節】
梅雨入りとともに、高尾で腐生植物が咲く季節になりました。今年はまだキバナノショウキラン(黄花の鍾馗蘭)ギンリョウソウ(銀竜草)に出会ってないんです。
かわりに八王子の某公園のオニノヤガラ(鬼の矢柄)を載せます。


(ラン科の腐生植物ムヨウラン)


(同じくラン科の腐生植物ツチアケビ)


(ハマウツボ科の腐生植物キヨスミウツボ)

某公園にオニノヤガラの鑑賞にでかけました。本数は12本と多かったのですが、今年は行くのが1~2週間ほど遅かったようで、花も最盛期を過ぎていました。

 
(ラン科の腐生植物オニノヤガラ)


(花序の拡大 撮影2013.06.09)

(高尾山と多摩丘陵)

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

初夏の高尾山(その7)

2013-06-13 00:37:06 | 四季
【トチバニンジンとソウシシヨウニンジン】
この日の主目的は、ソウシシヨウニンジン(想思子様人参)の撮影でしたが、残念ながらまだ蕾でした。トチバニンジン(栃葉人参)は幸いにも咲いていました。両者の違いは花の時期には区別がつかず、8月末頃に実が赤く熟さないとわかりません。
ソウシシヨウニンジンは以前、実に黒い帽子があったのを確認しています。


(トチバニンジンの花)


(ソウシシヨウニンジンの蕾)

(高尾山)

コメント (7)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

初夏の高尾山(その6)

2013-06-12 00:41:15 | 四季
【樹木の白い花】
初夏の季節も樹木の白い花が目立ちます。そんな白い花を集めてみました。


(ウツギ)

 

 
(イボタノキとアサギマダラ)

 
    (ガクウツギ)     (ヤマテリハノイバラ)

 
(ガマズミ)               (サルナシ)


(ウリノキ)

 
(エゴノキ)

 
(オオバアサガラ)          (テイカカズラ)

 
(マルバウツギ)            (ヤマアジサイ)


(スイカズラ)

(高尾山)

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする