高尾山などの「寅太の山野草」

中越地震で被災した小千谷市と長岡市にある戊辰史跡の復興を応援しています。
山野草を中心にしたブログです。

メギ

2010-04-07 21:28:25 | 樹木
5月8日(日)は母の日である。5日のこどもの日と母の日が定着しているのに、父の日の存在感が薄い。いまの家庭で父が置かれた立場を、そのまま表わしているようである。
この日に相応しい木を探したらメギ(目木)があった。無理やり名前の由来をこじつけるよりも、女木として刺があるからとしたほうがわかり易い。母の日の一日くらいは平穏に過ごしたいが、きょうはスポーツ大会の役員で、一日家にはいないので助かった。


(近づくとチクリチクリとまるで女木)

 

目木/メギ科/属。
山地や丘陵に生える落葉低木。別名コトリトマラズ(小鳥止まらず)。
葉は小さなへら形の全縁で互生し、枝や葉の付け根に鋭い棘がある。春に集散花序をつくり、黄色花を付け、秋に実が赤く熟す
名前の由来:枝や根を煎じて洗眼薬に使ったことからこの名が付いた。
花期:2~4月。
(東京薬科大学)
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身延山のシダレザクラ(その1)

2010-04-07 00:28:21 | 四季

山梨県でよく知られている桜は、北杜市・実相寺の神代桜と、この身延山久遠寺の枝垂れ桜である。いずれも甲府に住んでいた時に数回行っているが、もう20年も前のことである。高速代が千円のことでもあり、日曜日に久遠寺に出かけてみた。
観光客の車は久遠寺から10分の距離にある駐車場に案内され、そこから寺へはシャトルバスが運行されている。バスのガイドは寺の若い修行僧で、観光客が多いのに渋滞しないので、シャトルバス方式はおおむね好評である。

また嫌われることを承知で、この春に卒業する二人の僧に意地悪な質問をしてみた。日蓮聖人が鎌倉幕府から罪を許され、佐渡から舟で長岡の寺泊(まだ海の長岡には違和感あり)に向うのであるが、嵐で柏崎の海岸に奇跡的に流れ着いた。「柏崎を知っているかね・・・」、答えは当然知らないと返ってくる。日蓮は佐渡から鎌倉へ、そして身延で修行し、父母の墓参のため常陸に向う途中で、武蔵国の池上本門寺で亡くなるのが彼の晩年である。

 
(門前町から空・無相・無願の意味を持つ三門へ)

 
(覚りに至る287段の階段を菩提梯とよび、観光客は必死に登る)

 
(見ごたえがある本堂前のシダレザクラ)

 
(桜の向こうに五重塔が見える)

(身延山久遠寺)
コメント (8)
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