高尾山などの「寅太の山野草」

中越地震で被災した小千谷市と長岡市にある戊辰史跡の復興を応援しています。
山野草を中心にしたブログです。

身延山のシダレザクラ(その2)

2010-04-08 00:19:00 | 四季

久遠寺の境内から麓を見ると、あちこちに桜が咲きみごとな眺めである。ここまで来たからには、ロープウェイで身延山に登り、下界を見たくなった。もしかして遠来の訪れ人を歓迎して、富士山が顔を出すかも知れない。
同じことを考えているのか、ロープウェイ乗り場は長蛇の列で、40分の待ち時間である。乗ってしまえばわずか7分で、1153mの身延山の山頂に着く。はるか下を蛇行する富士川に沿って、身延の町並みが見える。

ところで富士山はどうなったのであろうか。山頂と麓の富士川の画像から察しが付くが、この日は富士山は見えなかった。でも反対方向には時々北岳が見えたから、それほど悪い天候ではなかった。
佐渡から赦免された日蓮は、鎌倉で幕府に対し三度いさめるのであるが、「三度聞き入られずば山林に身をかくせ」の故事に従い身延山に入山した。以来この山からは一歩も出ず、山を離れたのは61歳の墓参の旅で、この途中に武蔵国池上で亡くなった。(シダレザクラのシリーズ終わり)     

  日蓮聖人御遺訓
   「衆生(しゅじょう)の心けがるれば土(ど)もけがれ、心清ければ土も清し」

 
(身延山ロープウェイで1153mの山頂へ)

 
(富士川と身延の町並み、右は山頂にある奥の院思親閣)

 
(ふたたび久遠寺境内で満開の桜を堪能)

 
(身延の枝垂れ桜を目に焼き付け、帰りは女坂を下る)

(身延山久遠寺)
コメント (6)
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