高尾山などの「寅太の山野草」

中越地震で被災した小千谷市と長岡市にある戊辰史跡の復興を応援しています。
山野草を中心にしたブログです。

エンゴサク

2010-04-03 00:14:16 | 山野草

前回にヤマエンゴサク(山延胡索)によく似た、ケシ科の植物を集めたが、今回のエンゴサク(延胡索)登場の伏線でもある。薬用植物園でみたものは、花の下の苞の切れ込みはヤマエンゴサクに似ているが、花の色は赤みを帯び、明らかにヤマエンゴサクとは違うようである。
ヤマエンゴサク、ジロボウエンゴサク(次郎坊延胡索)などの日本の自生種は、薬効が外国産にやや劣るということで、薬草には外来種のエンゴサクが栽培されるようである。


(花の下に付く苞には切れ込みがある)



延胡索/ケシ科/コリダリス属。
中国原産のケシ科の多年草。
享保年間に日本に薬草として伝来した。地下に球形の塊茎があり、地上に花茎を伸ばし、青紫色の唇形筒状花を付ける。
名前の由来:根を乾燥させたものが、生薬の延胡索でこの名が付いた。
花期4~5月。
(東京都薬用植物園)
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コメント (4)
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