高尾山などの「寅太の山野草」

中越地震で被災した小千谷市と長岡市にある戊辰史跡の復興を応援しています。
山野草を中心にしたブログです。

マタタビの果実

2009-09-15 09:26:10 | 樹木

高尾山でマタタビ(又旅、木天蓼)の木の下を通ったら、たくさんの果実が落ちていた。でも全てがゴツゴツした「かぼちゃ型」で、果実に虫が産卵してできた虫えい果である。
正常な果実の形は「ドングリ型」であるが、高尾の近辺で探してもなかなか見つからない。
昔から虫えい果は、木天寥(もくてんりょう)と呼ばれ漢方で利用されてきた。マタタビの名前の由来に、疲れた旅人が、マタタビの果実を食べたところ、再び旅を続けることができ、「又旅」と付けられたという説もあるので、マタタビを食べてみたいが、この虫えい果だけは遠慮したい。


(やっと見つけたドングリ型の正常な果実)

 
(木にあるのも、道に落ちてるのもカボチャ型の虫えい果)

 
2009.9.14、南高尾のマタタビの画像追加)

又旅、木天蓼/マタタビ科/マタタビ属。
山地に生える落葉つる性植物。
葉は有柄の卵形から楕円形で互生し、蔓の先端部の葉は花期に葉緑素が抜けて白化する。花は白色の5弁花で雄花の咲く雄株と、雌花および両性花の咲く雌株がある。
果実は長さが約3cmの長楕円形で先が尖り、秋に黄緑色に熟す。
名前の由来:疲れた時に甘い果実を食すると「再び旅ができる」などの説がある。
花期:6~7月。
(高尾山)
【山野草の索引(樹木)へ】

コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする