高尾山などの「寅太の山野草」

中越地震で被災した小千谷市と長岡市にある戊辰史跡の復興を応援しています。
山野草を中心にしたブログです。

ゴジカ

2009-09-03 09:26:56 | 山野草
江戸時代の時刻の単位は「一時(いっとき)」で、これは2時間にあたる。そして干支の十二支をあてている。ヒツジグサ(未草)は未の刻(午後2時)頃に咲き、このゴジカ(午時花)は午(うま)の刻に開花する。
現代風に時刻を付けたものもあり、サンジソウ(三時草)はハゼランで、ヨジソウ(四時草)はオシロイバナ(御白粉花)の別名である。
関東と関西は遅刻が少し異なるのか、ハゼランは関東ではサンジソウ、 関西ではヨジソウと呼ぶのも面白い。

 

午時花/アオギリ科/ゴジカ属。
インド原産で江戸時代に薬用植物として渡来した1年草。別名ヤラクキンセンカ(夜落金銭花)。
葉は披針形で鋸歯があり互生する。葉腋に直径 3cmほどの赤い花を付ける。
名前の由来:午の刻(うまのこく:午前11時~午後1時)の頃だけ咲くことからこの名が付いた。
花期7~10月。
(東京都薬用植物園)
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コメント (6)
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