高尾山などの「寅太の山野草」

中越地震で被災した小千谷市と長岡市にある戊辰史跡の復興を応援しています。
山野草を中心にしたブログです。

ガマ

2008-08-23 07:49:28 | 山野草
幼い頃にだましてはいけないと教えられる物語の一つに、「因幡の白兎」がある。
ここに登場する動物は、賢く可愛いが嘘つきのウサギ、恐いサメ、そして親切な大国主命(おおくにぬしのみこと)、植物はガマ(蒲)である。

ガマの花粉は生薬として「蒲黄」(ほおう)と呼ばれ、薬用作用があることは昔から知れれていた。都会で自生している所はほとんど見られない。
昨日、北京オリンピックの準決勝の日本vs韓国の敗戦にがっかりし、近くを歩いていたら、コンクリートの遊水溝に赤褐色のガマの穂を見つけた。周りは金網で囲ってあり、これ以上近づくことはできなかった。

ところで大道芸のガマの油売りが「さぁ、さぁ、お立会い・・・」にでてくるガマはガマガエル(ヒキガエルの別名)である。

蒲/ガマ科/ガマ属。
湿地や水辺に生える多年草。
葉は広線形で下部はさや状で茎を包み、茎の先に円柱状の花穂を付ける。下部に雌花、上部に雌花を付け、花後に雌花の部分は赤褐色となり雄花は軸だけが果穂の上に突き出る。はむ。
名前の由来:アルタイ語(ロシアの一部)でアシ(葦)を意味するカマからガマと呼ばれるようなったなどの諸説があるようである。
(神話とアルタイ語も不思議な組み合わせ?)
花期6~8月。
(多摩丘陵)
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コメント (6)
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