高尾山などの「寅太の山野草」

中越地震で被災した小千谷市と長岡市にある戊辰史跡の復興を応援しています。
山野草を中心にしたブログです。

ミシマサイコ

2008-08-14 06:36:18 | 山野草
相模原の台地はかって柴胡が原と呼ばれ、日当たりと水はけの良い台地がサイコ(柴胡)の生産地で、採れた根は解熱の漢方薬として出荷された。
しかし環境の変化で野生のものは今は生えていない。
2年ほど前に、実生の10cmほどの苗を入手して育てていた。1年間はほとんど背丈が伸びなかったが、今年の春からぐんぐん伸び60cmほどになった。
先日からオミナエシに(女郎花)に似た黄色い花が咲き始めた。あまりに小さい花で持っているデジカメではこれが限界である。

三島柴胡/セリ科/ミシマサイコ属。
日当たりの良い山野に生える多年草。
高さ30~80cmで上部で枝分かれする。葉は長披針形または広線形で複散形花序を枝先に付け、小さな黄色の花を多数咲かせる。
名前の由来:柴胡は漢名で、この植物の根を乾燥したものを柴胡と呼び解熱、解毒、鎮痛などに用いた。静岡県三島地方のものが良質だったことからこの名が付いた。
花期:7~10月。
【山野草の索引へ】
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする