秋生のEtude

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『ロミオとジュリエット』 (☆組) 7/28(日) マチネ

2013年08月04日 16時33分45秒 | すみれの花咲く国
本当は8月になってから観劇する予定でしたが・・・ちょっと予定を変更して一足先に
一週間ほど前に観てきました。
2010年の初演の時は、東京公演がなくて本当に残念で
あれから3年。その後、雪組を観て、月組を観て、東宝版も観て・・・みなそれぞれ素敵だったけれど
今回は生で☆組
・・・やっぱり私のロミオはここにいました!!
ああ・・・やっとやっと私のロミオに会えた!!・・・


宝塚歌劇 星組公演『ロミオとジュリエット』 2013.7.28(日) 11:00開演 東京宝塚劇場

      


ロミオ           柚希礼音
ジュリエット        夢咲ねね
ティボルト         紅ゆずる
ベンヴォーリオ       礼 真琴
マーキューシオ       壱城あずさ
パリス伯爵         天寿光希
乳母            美城れん
ヴェローナ大公       十輝いりす
キャピュレット卿      一樹千尋
ロレンス神父        英真なおき

死             真風涼帆
愛             鶴美舞夕


ヴェローナの街に若者たちがわらわらと現れ、入り乱れた赤と青の衣装がスパっとキャピュレットとモンタギューに分かれ、あの音楽と共に踊りだした瞬間から、もうテンションが
ああ~“ロミジュリ”だぁずっと観たかった☆組の!!
ああ、やっぱりヴィジュアルが美しいよぉ~ダンスもカッコいいし、曲も最高。



ロミオ/柚希さん
前より髪が短くストレートでシャープなイメージ。でもこだわりのアシンメトリーは健在。
長めの左サイドはよく見るとうっすら青いメッシュ?チョーク?
どことなく以前より少しだけ大人っぽく見える(仲良し3人組になるとなぜか余計に
でも、ロレンス神父といると子供のままのようなロミオで、ジュリエットといると少し背伸びをしているような感じ(?)
何事にも真剣で、素直で、ものすごくピュア。
バルコニーの上のジュリエットを見つけて、ジュリエットのひとりごとを聞いている姿とか、そのあと、梯子を登っていく必死さとかがすごくいいなぁと。

ジュリエット/ねねちゃん
初演の時は“16の乙女”をがんばってた感が(かなり“ぶりっ子”に見えた)今回は衣装とメイクのせいか、本当になにも知らない夢見るお嬢様っぽく見えました。
ロミオがバルコニー現れた時、♪見つかったら殺される~とロミオを心配しながらも“そこまでして会いに来てくれたのね”という喜びにあふれていた気がする。
♪月に誓おう~♪誓うのはやめて~・・・の二人のやり取りは、何度観ても好き
ロミオが去った後、バルコニーの上でそれまでのあれこれを思い出して“きゃ~ん”となるジュリエットは観てるこっちが恥ずかしいような乙女っぷり



そして実は今回、この☆組公演は、役代わりでAパターンとBパターンがあります。
この日はAパターン。(ちなみにBパターンは、ティボルト=真風さん、ベンヴォーリオ=紅さん、マーキューシオ=天寿さん、パリス伯爵=壱城さん、死=麻央さん、愛=礼さん)

さて、そのAパターンです。
ティボルト/紅さん
ヴィジュアルは完璧。紅さん独特な美しさ。長い髪がところどころ燃えるように赤い。
目をガッと見開き、常にイライラしているような怒りモードの紅ティボルト。似合うなぁ。
想い続けたジュリエットをいとも簡単に敵のロミオに持っていかれ、本当に怒りオーラが全身から登り立つようでした。
そして、ティボルトはソロで歌うシーンも多いけれど、紅さん、本当にお歌が上手くなったと思います。

ベンヴォーリオ/礼さん
う~~~ん。若いっ!!(にっこりすると『めぐり会いⅡ』のルーチェに見える)
今までのベンヴォーリオだと、ロミオのお兄さん格だと思い込んでいたんだけど・・・どうしても15歳にしか見えないそして“粗忽者”という感じでもなかったな。
でもお歌はすっごく上手でした。すっごい安定感。
そして乳母のセリフで「こんなとうもろこし頭に・・・」とあったように、☆組のベンヴォーリオを踏襲していてくれたのはうれしかった!!(やっぱり、すずみん大好き

マーキューシオ/壱城さん
ロミオを悪い道に誘おうとする、いたずらっ子なマーキューシオでした(笑)
紅ティボルトが怒りモードが強烈だったせいか、比べるとあんまり乱暴者には見えなかったです。
要は、モンタギューの子たちとつるんで楽しんでるお兄ちゃんキャラ!?
対決シーンだけは迫力があって、ああ、この二人はお互いに突っ走っちゃうなぁ、と納得できました。(ティボルトの目的はロミオだったはずなのにね


乳母/美城さん
・・・はっきりいって、“誰?”な印象でした。へっ?前の『ロミジュリ』では、あのピーター?
見た目も雰囲気も、乳母な方でした。
でも、お歌がすごく上手い。というか乳母の心持ちに沿った暖かい歌声に感動。

パリス伯爵/天寿さん
あいかわらず笑顔がかわゆい!!
今回のあのスネオのような前髪は・・・
う~ん。みっきーのマーキューシオはちょっと興味があったかなぁ。


楽しみにしていたのは
“死”/真風さん
とにかくヴィジュアルがハンパなく美しい!!(なんか前より衣装がすごーーくキラキラしてましたが)
あんなにいろんなことが起こってる舞台の上で、真風さんだけがちがう世界にいて・・・それなのにロミオの心に絡んで忍びこんで翻弄させて・・・あの“操ってる感”がすごい。
無機質なイメージなのに、時折ニヤリと笑う表情にドキッ
他のどの『ロミジュリ』の“死”より、本当に真風さんの“死”が一番好き
う~ん、Bパターンのティボルトも観てみたかったけど・・・一度しか観れないので、こっちで満足します。


やっぱり『ロミジュリ』は、最高でした。
どの曲もどのシーンもハズレがない。
「世界の王」の若者たちの弾けっぷりや、「本当の俺じゃない」のティボルトの切ない心情や、「エメ」の揺るがない二人の愛や・・・
衣装は前回と同じっぽいものが多かったけれど、「エメ」のシーンの衣装は大好きだったのでもう一度(というか生では初めて)観れてうれしかったし、初演のいいところを残しつつ進化している舞台に感激でした。
本当に純粋すぎる恋の結末は、死をもって、二人が天国で結ばれるという悲劇ではありますが、毎回あのお互いを想って、薬を飲むロミオと、そのロミオを追って胸を刺すジュリエットの、真っ直ぐな恋心に泣かされます。

こんな恋・・・いまさら出来るもんならしてみたいわ・・・


本当を言うと“再演”と聞いた瞬間、うれしかったけれど一瞬不安でした。
なんといってもこの二人、ベストカップルだけどもう4年?・・・どんどん貫録を付けていく柚希さんや、別舞台(『琥珀・・・』とか)で、ものすごーーーく大人っぽいねねちゃんを観ちゃったりしたせいか・・・
初々しい10代のロミオとジュリエットに見えるのか?と。
・・・!!
まったくの心配無用でした。
というよりむしろ、この究極の愛の物語を薄っぺらくしないためには、この二人でなければダメなんじゃないかと思わせる説得力があって。
ラストシーンの天国でのダンスシーンは、もうラブラブ度がハンパない。
キスしようとするロミオに“ダメよ”とプチ意地悪するジュリエットとか、はたまた“捕まえてごらんなさ~~い”的に逃げるジュリエットと、それをうれしそうに追うロミオだったりとか、後ろから抱きしめるロミオとか、ロミオのほっぺにチュッとするジュリエットとか。もう、観てるこっちの口の中が甘々で



そしてーーー!!
以前はなかったフィナーレ!!キャーーーッ
紅さんが~すごい素敵ーーー!!!
♪僕はもう、ロミオじゃない~なんて歌ってる・・・(一瞬、紅ロミオを想像してしまった
その後のロケットダンス、そして大階段。
うわわっ~~ロックだっ!!
・・・ロック・ロミジュリ!!超カッコいい~~!!
柚希さんの目がもうギラギラと肉食系で(?)さっきのふわっとしたロミオとは別人!!
ダンスもキレキレで、ハードなイメージ。男っぽくて力強くて、セクシーで、ついでにエロい(笑)
デュエットダンスはオトナなタンゴで。ショートカットのねねちゃんはこれまたガラリとイメージが変わって、すごくセクシー。
・・・ついさっき、お花畑で“捕まえてごらんなさ~い”とやってたバ○ップルとは思えない

最後は貸切公演だったので主演の二人からご挨拶がありました。
・・・あ、しゃべるといつもの柚希さんでした(笑)


はぁ~~~~。
とにかくよかったぁ・・・☆の『ロミジュリ』。
これはもう絶対DVD買っちゃうだろうなぁ、自分



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