秋生のEtude

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劇団四季『アイーダ』 1/31(日) マチネ

2010年02月02日 02時20分41秒 | 劇団四季
・・・“『アイーダ』観たい病”でした
どうしてもどうしても、もう一度この舞台が観たくて・・・C席チケットが空から降ってきたので汐留へひとりでGO!!


『アイーダ』 2010・1・31(日) 13:00開演  四季劇場・海


アイーダ      樋口麻美
アムネリス     光川 愛
ラダメス      阿久津陽一郎
メレブ       有賀光一
ゾーザー      飯野おさみ
アモナスロ     石原義文
ファラオ      前田貞一郎
ネヘブカ      松本昌子


樋口アイーダ!!です。
そして、ゾーザーは飯野さん。

席は舞台から一番遠い2階後方でしたが、センター席だったので真正面からきっちり観劇してきました。
静かな博物館の展示室が、アムネリスの♪この世に~伝わる~、の歌声から一気に時空を超え、大昔のエジプトへ。
勢いのいい阿久津ラダメスの登場シーンから、密かにテンションが上がり、ついオペラを持つ手に力が入る私

まずは
樋口アイーダ
濱田アイーダよりいまひとつ、やさしめと聞いていたのですが・・・なかなかの迫力です。
歌声はきれいですね。ただ濱田さんが高貴で説得力がある感じなのに対して、樋口さんはあんまり説得しよう、という思いはない感じ(笑)
代わりに(?)恋してしまうアイーダ、というのはすごくよくわかって乙女っぽかったような・・・
ラダメスにしても、同じ“愛してる”が、濱田さんだとちょっと尊敬に近いというか、崇めるような愛を感じたのが、樋口さんだとただただ愛しいという感じに見えて
う~ん。元々の樋口さんのイメージが庶民的で“明るくて元気”って感じだからかなぁ。
同じ衣装、ほぼ同じ髪型・・・同じ役なんだけど。
・・・樋口さんの大きな目、真っ白な歯を見るたび、そしてセリフになると、なぜか『夢醒め』のピコを思い出してしまい(そばに、有賀メソがいたりすると特に
「ローブのダンス」のラスト、よくCMで見たのと同じように広がるローブに包まれるアイーダが見えて・・・とても満足。

光川アムネリス
「さあ~この生きた宝石を磨いてちょうだ~い!!」・・・この言葉どおりの本当にきれいさん
「お洒落は私の切り札」ノリノリで踊りまくりながらのこのシーン、実は密かなお気に入りです
おにゃんこクラブか?と思えるような弾けたダンス、奇抜なファッションショーのような演出も好き。
前回はわかりませんでしたが、ショーのラストのアムネリスの大きなハットには黒猫(たぶんシャム猫?)が乗ってたのね
ここで弾ければ弾けるほど、後に歌うリプライズの♪だから~欺く・・・が切なくて哀しくてつい
2幕で、婚約者と親友の関係を知ってしまうアムネリス・・・うう・・
なんてかわいそうに・・・「真実を見た」は、心に響きました。
ああ、「神は乗り越えられる試練しか与えない」と、励ましてあげたい
それでも、ラストシーンでの女王のような最後の審判は立派!!このシーンでは光川さんの低めのお声が、すっごくいいです。


飯野ゾーザー
う~ん。やっぱり存在感が違いますね~
激しく踊るゾーザー軍団は、今日も超カッコよかったです。
「ピラミッドを建てよう」このシーンは照明の使い方がとにかく効果的!!男っぽいダンスはまるで昔の一世風靡セピア??(トシがばれますね
軍団の方々は、どことなく目つきも険しくなんだか黒いオーラが出ていて、もちろんその真ん中に立つ飯野ゾーザーも、すごく悪人に見えて
2幕の、ラダメスとの親子喧嘩シーンも迫力。(田中さんだと、なんとなくラダメスに負けてたような・・・)


有賀メレブ
今日もかわいい(笑)
「どうもおかしい」の♪ありえ~な~い~、が「○×△~~???」的で、ちょっと怒っているようでもあり。まるでな感じ。
幼い時にラダメスに助けられ、〝あの方は”と呼んでいたのに、アイーダとの関係を知ってから、“あんな男”に変わったのは、もしかして・・・嫉妬?


そして、そして、ずっとオペラでガン観してきた(?)
阿久津ラダメス
最初に、お断りしておきます。これでもか!?ってほど長いです
「勝利ほほえむ」の登場シーンから、とにかくキラキラと輝いているラダメス・・・もう~
アイーダの手かせを外し、「これからなにをするかは、わかっているだろうな?」うぎゃ~~っ!?
それって・・・???とアイーダをからかうあたりもオンナの扱いに慣れているから?
「俺を見ていたな」・・・なんて言葉も上から目線全開で、いいです
それなのに、いつしかアイーダに惹かれていってしまうラダメス。
「儚い喜び」でアイーダと会話を進めながら、ラダメスはいつになく心を許して笑顔になっていきます。
私的には、ここの♪なぜ~惹かれるのだ~、の阿久津節(?)にもうメロメロです
そのあと、去って行こうとするアイーダに、「行くな!・・・これは命令だっ!!」このタジタジしたラダメスも好き
アイーダと話したくて、アムネリスの寝室まで押し掛けてくる一直緯なラダメス。
でも、自分の感情に彼はまだ気づいていない・・・
「どうもおかしい」で♪自分が信じられない~と歌う、困惑したラダメスが少年のようで愛しいです。
「迷いつつ」で、離れた位置から一歩づつアイーダに近づき、後ろからそっと肩に触れるラダメス。
ドキドキの“ひざまずきシーン”は、思っていたよりちょっとアイーダより離れた位置で、膝でズズっとすり寄って、哀願するようにガシっとお腹のあたりに顔をうずめる・・・
・・・ああ、こうして文字で書いていると・・かなり、いや完全に変態っぽい自分・・・
なんといっても、将軍でもあるラダメスが、この時点では王女とも知らず、ただの奴隷のアイーダに、これほどまでに愛を乞う姿が余りにも“純”で・・・色っぽいシーンなのに、同時に胸がキューンとなるのです。
それに、ここって、情熱的な二人の求愛シーンなのに・・・キスシーンはなぜかとってもきれいだなーと感動したりして
父のゾーザーとの親子けんかの時も、父が「あの奴隷女が・・・」と言うのを、「彼女には名前がある!!」と反論するラダメスの必死さが若くていいな~
「ラダメスの手紙」は、阿久津さんの声が本当に優しくて、♪会いたい・・・なんだか涙が出そう
「星のさだめ」王女であるアイーダは、民の為に自分の恋をあきらめようとするけれど、一方、恋に目覚め人間らしさに目覚めたラダメスは、アイーダを離すことができず、その愛を守ろうと・・・
アイーダを後ろから抱きしめ、愛しそうに首筋に口づけるラダメス・・・
うきゃーーーーっ!!もう興奮~っ!!MAX~~っ!!(はい、ここ、私の萌ポイントです

・・・結局、ラダメスはアイーダの願いを聞き入れ、アイーダと仲間を助けるためにアムネリスと結婚式を挙げるのですが・・・
あああ、きっと彼の心は引きちぎられそうだっただろうな・・・かわいそうに
・・・そうなのよね。本当に愛したから相手のことを考えてしまう。自分を捨ててでも相手の幸せを優先する・・・これこそが本当の愛だと思います。
そして、ヌビア王の脱出は成功しても、二人は捕えられ・・・
ここでも、お互いに相手をかばいながら、お互いの命乞いをしながら、アムネリスの審判で、エジプトの砂の下に埋まる二人・・・
真っ暗な墓の中でしっかりと抱きあうアイーダとラダメス・・・
哀しい結末なのに、二人のその姿を見て、なぜかホッとするのは、愛し合う恋人たちが永遠に結ばれた(?)安堵感でしょうか・・・


どうでもいいことですが・・・阿久津ラダメスの衣装が、自信に満ちた将軍の時はずっと赤で、アイーダへの愛を確信してからは、白。
「僕は君のために、生まれ変わるんだ・・・」この言葉の意味がここにも見えてくるような気がしました。
最後の博物館でめぐり会う二人は、共に白。・・・これもその辺の意味がありかな?


阿久津さんは、思っていた以上に真っすぐで伸びやかで素直なお声をしていて、なおかつ男らしかったです。
さすがに前世は、ライオンだっただけのことはある・・・
・・・そして、阿久津さんの満面の笑顔が・・・だんだんと、なぜかブラビに見えてきました・・・

えへへ、ファンになりそうです・・・てか、こんだけ書いてりゃ、もうなってるよねーーっ!?(笑)







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4 コメント

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むむ これは… (isotanu)
2010-02-03 20:36:11
秋生さん
ハマったでしょう…
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はい。 (秋生)
2010-02-04 00:42:20
isotanuさん

どっぷりです。並々です。(笑)
久々の四季だったからでしょうか・・・なんだかすべてが新鮮で
でも、本当にドラマチックでロマンチックで、音楽もすごくいいんですよ~
「四季はもういい」と言ってた娘その2まで、CDを聴いているうちに、「一緒に観に行ってあげてもいいわよ」と(あくまで上から目線)・・・
5月末までに濱田アイーダが復活したら、本当にまた行っちゃうかも、です
返信する
Unknown (tiro)
2010-02-04 12:28:28
この日の公演、ずっと前からチケットを取っていて(なんと2階最前センターだったんです)とても楽しみにしていたのですが、諸事情があって行くことができなくなり、チケットを手放しました。秋生さんにお譲りできれば良かったですね・・・
樋口アイーダは私も未見なので楽しみにしていたのですが、観られなくて残念。。。乙女な感じなのですね。
阿久津さんの「星のさだめ」の演技、私も好きです。切なさMAXですよね~
あ、あとアダムのラダメスも好きですよ。私はRENTではまった時に、ブックオフで1000円で売られているのをみて、即買いでした(笑)
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あらら (秋生)
2010-02-04 23:28:20
tiroさん

そうでしたか・・・2階最前センター、うらやましい。
でもC席でもいいから観たかったんです。
tiroさんのおススメ通り、2階席は照明が美しく見えてわりと気に入ってますよ。(でも、いつかはもっと近くで観てみたいですが
樋口アイーダは、濱田アイーダほどは強烈な印象はなかったです。
「儚い喜び」の時の自分の願望を笑顔で語るところが、明るくてかわいかったですよ。

>阿久津さんの「星のさだめ」の演技、私も好きです。
他のラダメスは観たことがないのでわかりませんが、あれって阿久津さんだけ?
大切なものを包み込むように後ろから抱きしめるシーン、“別れたくない”という気持ちがあふれていて本当に切なかったです

>アダムラダメス
アダムは元がロッカーなので、歌い方が男っぽくてカッコいいですよね
荒っぽい将軍ラダメスが、アイーダと恋に落ちて優しさにあふれた男に変わっていく、という流れもこの物語のポイントだと思います。

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