2010.10.3にロンドンのO2アリーナで行われた「レ・ミゼラブル25周年コンサート」の模様を、映像化。
どうしても大画面で観たくて・・・今回上映の初日(?)に一番近くの映画館へ、飛んで行きました
「レ・ミゼラブル」25周年記念コンサート in ロンドン(映画) 2011.1.15(土) 11:15~14:30 ワーナー・マイカル・シネマズみなとみらい
始まる前に流れた、舞台の様子や10周年コンサートの時の映像(あのスーザン・ボイルさんの映像もあり)を観ただけで、ちょっとうるっとしてしまう自分がいて・・・
迫力のオケの音と共に、身体中からなにか熱いものがこみ上げてきました。そして・・・
本当に素晴らしかったっ!!
歌だけでつづる舞台=音楽劇=これぞ、真のミュージカルの基本!!
まず。最初の囚人のハミングからして重低音で・・・アンサンブルさんたちのブレない歌がガシっと耳に飛び込んできて、そのレベルの高さに期待・大!!
バルジャン(ALFIE BOE)
美声ですね。正攻法で歌うその歌い方・・・なぜかさとしバルを思い出した
やさしい目をしてた。いくつくらいの方だろう。まだ若い?
「Bring Him Home」慈愛に満ちていて、ステキだったなぁ。
ところであれっ?囚人番号って、ここでは24653じゃないんだ?24601なんだ
ジャベール(NORM LEWIS)
長身で大柄で存在感大。低音の声が冷たく深く、すごく安定してる。
「Stars」もよかったけれど「自殺」・・・ジャベールの歌声を聴きながらバルジャンの「独白」が頭の中で回りました。こんなふうにこの歌を聴いたことはなかった。
生まれ変わりたいというバルジャンの想いと、真逆の場所にあるジャベールの心情。
それって、生まれてからずっと変わらずに生きてきたジャベールがバルジャンに助けられたことで、今までの生き方を肯定できなくなる=死を選ぶしかない、と追い詰められることにリンクして・・・
ファンティーヌ(LEA SALONGA)
・・・あの『ミス・サイゴン』のキム!?
ちょっと、いやかなり、ふっくら?・・・しすぎ薄幸のファンテには到底見えない・・・
でも、歌声はさすが。「夢やぶれて」もうるうる。「ファンティーヌの死」で、“コゼット”と名前を呼ぶところでもう、泣けてきて・・・
コンサート形式だから、ほとんどのキャストは客席の方を向いていて、演技らしい絡みはないのだけれど、ファンティーヌが舞台から去っていく時、代わりに次のシーンに登場するリトル・コゼットとすれ違いざまに愛しそうにその姿を目で追っていたのがツボでした。
コゼット(KATIE HALL)
ソプラノがよかったな。
きれいな娘でした。でも、ちょっとコゼットのイメージよりキツい。
そのキリっとした目力・・・あ、観月ありさに似てる。
エポニーヌ(SAMANTHA BARKS)
好きなタイプ(・・・って、どんな?)かなり私のイメージどおり。
エポニーヌって、強がりで健気。
「オン・マイ・オウン」の時、歌も上手だったけど、泣く寸前の状態で涙を浮かべてるのね。それでいて懸命に笑顔を作る・・・その笑顔がかわいくて切なくて♪あの人~私をいらない・・・でもう堪えられなくて涙がこぼれました。(私が)
「恵みの雨」の時も、苦しそうにはするものの、マリウスがそばにいてくれるのがうれしいという感じで懸命に笑おうとする・・・あ、これって聖子エポに似てる・・・
もう(私が)
マリウス(NICK JONAS)
う~ん、ちょっと線が細いかな・・・ちょっと気弱そうに見えてしまい
コゼットがキツメめに見えたので、なおさら・・・
アンジョルラス(RAMIN KARIMLOO)
・・・すみません。私の好みじゃなかったです
お歌は迫力あって説得力もあるんだけど・・・濃すぎ
テナルディエ夫人(JENNY GALLOWAY)
登場した時、一番拍手が多かったのがこの人。
素でテナ夫人!?って感じ。確かに存在感があったなぁ。
リトルコゼットの子は本当に天使のようにかわいらしく、ガブローシュは利発そうな男の子でした。
このコンサートを観ていて思ったのは、『レミゼ』ってなんといってもやっぱり音楽が素晴らしいということです。
そして、各メインキャストもさることながら、アンサンブルさんを含めて、厚みのあるコーラスがすごくこの舞台には必要で、オケの迫力も絶対不可欠だということ。
舞台にセットがあって、役者さんが演技をするわけじゃなく、歌で、ただ歌で物語を繋いでいくわけで・・・だからこそ、役者さんがいなくなった舞台に流れる音楽でそのシーンが表現できていなければならなくて・・・
砦が落とされたあと、いつも見ている舞台なら、そこには学生たちの死体が散乱しているのだけれど・・・そこに流れている音楽だけで、もう泣けてきました。
とにかく本篇が終わる頃までには、もう泣きどおしで前が見えず、すすりあげてぐちゃぐちゃ・・・
例によって、私は英語は苦手ですが、『レミゼ』ならたぶん字幕無しでも自分の頭の中でちゃんと日本語に置き換えられる、と思って観ました。
もちろん字幕はついていたけど、私の基本は岩谷時子さん訳の東宝版が基本なので・・・
それより簡単な単語で、ポソリっと語られる歌の中のセリフにハッとして、“ああ、こんな心情なんだ”と感動したりして・・・
たとえば、「恵みの雨」の中で息絶える寸前のエポニーヌに、マリウスが“I'm here”と言ってたり、マリウスに自分の過去を語るバルジャンが、マリウスとは呼ばず“My Son”と語りかけていたことに、もう涙が止まらず・・・
う~ん、やっぱり英語は英語のままっていうのもいいなぁ・・・
アンコールは、歴代のバルジャンが登場して4人で「Bring Him Home」を。
これが・・・もうどのバルジャンも素晴らしくて・・・鳥肌もんで身震いがしました。
特に、初代バルジャンの枯れた(?)ような渋く優しい声にメロメロ。もちろん他の方々もそれぞれに素晴らしくて。
「ワン・デイ・モア」は、更に他の初代のマリウスやコゼット、エポニーヌたちも参加してすごい盛り上がり。もう感動して涙が止まらず・・・
その後は、プロデューサーのキャメロン・マッキントッシュさんや、脚本のブーブリル、作曲者のシェーンベルグさん、作詞家のクレッツマーさんも登場。
初演当時の製作の裏話とか、次の50周年まで生きているかどうか・・・とか
そして、ラストでは次世代の『レミゼ』を担う子供たちまで一緒になって「ピープル・ソング」を大合唱。
本当に観れてよかった
『レミゼ』の素晴らしさを再確認できたと思います。
・・・帰ってきて、感動がさめやらなくて・・・気づいたらDVDの予約してしまいました・・・
どうしても大画面で観たくて・・・今回上映の初日(?)に一番近くの映画館へ、飛んで行きました
「レ・ミゼラブル」25周年記念コンサート in ロンドン(映画) 2011.1.15(土) 11:15~14:30 ワーナー・マイカル・シネマズみなとみらい
始まる前に流れた、舞台の様子や10周年コンサートの時の映像(あのスーザン・ボイルさんの映像もあり)を観ただけで、ちょっとうるっとしてしまう自分がいて・・・
迫力のオケの音と共に、身体中からなにか熱いものがこみ上げてきました。そして・・・
本当に素晴らしかったっ!!
歌だけでつづる舞台=音楽劇=これぞ、真のミュージカルの基本!!
まず。最初の囚人のハミングからして重低音で・・・アンサンブルさんたちのブレない歌がガシっと耳に飛び込んできて、そのレベルの高さに期待・大!!
バルジャン(ALFIE BOE)
美声ですね。正攻法で歌うその歌い方・・・なぜかさとしバルを思い出した
やさしい目をしてた。いくつくらいの方だろう。まだ若い?
「Bring Him Home」慈愛に満ちていて、ステキだったなぁ。
ところであれっ?囚人番号って、ここでは24653じゃないんだ?24601なんだ
ジャベール(NORM LEWIS)
長身で大柄で存在感大。低音の声が冷たく深く、すごく安定してる。
「Stars」もよかったけれど「自殺」・・・ジャベールの歌声を聴きながらバルジャンの「独白」が頭の中で回りました。こんなふうにこの歌を聴いたことはなかった。
生まれ変わりたいというバルジャンの想いと、真逆の場所にあるジャベールの心情。
それって、生まれてからずっと変わらずに生きてきたジャベールがバルジャンに助けられたことで、今までの生き方を肯定できなくなる=死を選ぶしかない、と追い詰められることにリンクして・・・
ファンティーヌ(LEA SALONGA)
・・・あの『ミス・サイゴン』のキム!?
ちょっと、いやかなり、ふっくら?・・・しすぎ薄幸のファンテには到底見えない・・・
でも、歌声はさすが。「夢やぶれて」もうるうる。「ファンティーヌの死」で、“コゼット”と名前を呼ぶところでもう、泣けてきて・・・
コンサート形式だから、ほとんどのキャストは客席の方を向いていて、演技らしい絡みはないのだけれど、ファンティーヌが舞台から去っていく時、代わりに次のシーンに登場するリトル・コゼットとすれ違いざまに愛しそうにその姿を目で追っていたのがツボでした。
コゼット(KATIE HALL)
ソプラノがよかったな。
きれいな娘でした。でも、ちょっとコゼットのイメージよりキツい。
そのキリっとした目力・・・あ、観月ありさに似てる。
エポニーヌ(SAMANTHA BARKS)
好きなタイプ(・・・って、どんな?)かなり私のイメージどおり。
エポニーヌって、強がりで健気。
「オン・マイ・オウン」の時、歌も上手だったけど、泣く寸前の状態で涙を浮かべてるのね。それでいて懸命に笑顔を作る・・・その笑顔がかわいくて切なくて♪あの人~私をいらない・・・でもう堪えられなくて涙がこぼれました。(私が)
「恵みの雨」の時も、苦しそうにはするものの、マリウスがそばにいてくれるのがうれしいという感じで懸命に笑おうとする・・・あ、これって聖子エポに似てる・・・
もう(私が)
マリウス(NICK JONAS)
う~ん、ちょっと線が細いかな・・・ちょっと気弱そうに見えてしまい
コゼットがキツメめに見えたので、なおさら・・・
アンジョルラス(RAMIN KARIMLOO)
・・・すみません。私の好みじゃなかったです
お歌は迫力あって説得力もあるんだけど・・・濃すぎ
テナルディエ夫人(JENNY GALLOWAY)
登場した時、一番拍手が多かったのがこの人。
素でテナ夫人!?って感じ。確かに存在感があったなぁ。
リトルコゼットの子は本当に天使のようにかわいらしく、ガブローシュは利発そうな男の子でした。
このコンサートを観ていて思ったのは、『レミゼ』ってなんといってもやっぱり音楽が素晴らしいということです。
そして、各メインキャストもさることながら、アンサンブルさんを含めて、厚みのあるコーラスがすごくこの舞台には必要で、オケの迫力も絶対不可欠だということ。
舞台にセットがあって、役者さんが演技をするわけじゃなく、歌で、ただ歌で物語を繋いでいくわけで・・・だからこそ、役者さんがいなくなった舞台に流れる音楽でそのシーンが表現できていなければならなくて・・・
砦が落とされたあと、いつも見ている舞台なら、そこには学生たちの死体が散乱しているのだけれど・・・そこに流れている音楽だけで、もう泣けてきました。
とにかく本篇が終わる頃までには、もう泣きどおしで前が見えず、すすりあげてぐちゃぐちゃ・・・
例によって、私は英語は苦手ですが、『レミゼ』ならたぶん字幕無しでも自分の頭の中でちゃんと日本語に置き換えられる、と思って観ました。
もちろん字幕はついていたけど、私の基本は岩谷時子さん訳の東宝版が基本なので・・・
それより簡単な単語で、ポソリっと語られる歌の中のセリフにハッとして、“ああ、こんな心情なんだ”と感動したりして・・・
たとえば、「恵みの雨」の中で息絶える寸前のエポニーヌに、マリウスが“I'm here”と言ってたり、マリウスに自分の過去を語るバルジャンが、マリウスとは呼ばず“My Son”と語りかけていたことに、もう涙が止まらず・・・
う~ん、やっぱり英語は英語のままっていうのもいいなぁ・・・
アンコールは、歴代のバルジャンが登場して4人で「Bring Him Home」を。
これが・・・もうどのバルジャンも素晴らしくて・・・鳥肌もんで身震いがしました。
特に、初代バルジャンの枯れた(?)ような渋く優しい声にメロメロ。もちろん他の方々もそれぞれに素晴らしくて。
「ワン・デイ・モア」は、更に他の初代のマリウスやコゼット、エポニーヌたちも参加してすごい盛り上がり。もう感動して涙が止まらず・・・
その後は、プロデューサーのキャメロン・マッキントッシュさんや、脚本のブーブリル、作曲者のシェーンベルグさん、作詞家のクレッツマーさんも登場。
初演当時の製作の裏話とか、次の50周年まで生きているかどうか・・・とか
そして、ラストでは次世代の『レミゼ』を担う子供たちまで一緒になって「ピープル・ソング」を大合唱。
本当に観れてよかった
『レミゼ』の素晴らしさを再確認できたと思います。
・・・帰ってきて、感動がさめやらなくて・・・気づいたらDVDの予約してしまいました・・・
(あまり期待せずゾロ・ザ・ミュージカルを観劇したら、もう1回行きたくなり…節約)
こちらのレポをお待ちしておりました(笑)
妄想で楽しみました
ありがとうございました!
ところで、バルジャンの囚人番号はもともと「24601」番なのです(小説でもそうなってます)。でも日本語では歌いにくいので、日本版は24653になったと聞きました。結構、そのあたりは柔軟なのですね。
とにかく行ってよかったですよね。
私も、ボロ泣き状態で帰ってきました。
コゼットがあんまりかわいくないのと、
マリウスは、もっと他の人いなかったの~と
私も思いました。
ますます、エポに感情移入しちゃいますよね。
砦の陥落後の、オーボエの音がすごくよかったです。
4バルジャンズも、素晴らしいですよね。
大画面、大音響で見る価値ありますよね。
私も、もう一度見たいです。
節約・・・ああ私には心が痛む言葉
でも、これはすごく観たかったので、本当に観てよかった!と思ってます。
私なんぞのレポではとうてい伝えきれない、クオルティの高い最高のコンサートでした
舞台の5分の1のお値段ですので・・・よろしかったらぜひ!!(私はどこの廻し者!?)
そうなんです。
大画面・・・家の25インチのTV画面では絶対に味わえない迫力の歌声
本当に劇場に響き渡るキャストの歌声もオケも・・・とにかく“音”が素晴らしかったです。
映画なのを忘れて、曲が終わると立ちあがって拍手したくなり、抑えるのがたいへんでした
>囚人番号
“24653”で記憶が定着していましたが・・・ぽこさんの説明で「ああ、そういえば」と以前何かで読んだのを私も思い出しました。
それほど、東宝版を観てるってことですね(笑)
夏さんオススメの「レミゼ25周年コンサート」映画・・・本当に大感動でした!!
歌声でこんなに泣くなんて・・・『レミゼ』ってやっぱりすごい舞台ですね。
どのキャストも歌唱力があって実力派だと思うのですが・・・マリウスもコゼットもアンジョルラスも・・・後は好みですね
>オーボエの音
いつもはハープの音の印象が強くて、オーボエ?って感じなんですが、このオケ聴いて初めて確認した感じです。
そうそう、夏さんが書かれていたようにテナ役者さん(たしか斉藤さん?)が、“オーボエの音を聴いてから・・・」というの、私も気になっていたので“おおっ、これだ!”と
4バルジャンズは、もう鳥肌が立ちっぱなしで、そのあとのファイナルはもう感動で私もボロ泣きでした
本当に観れてよかったと思います。
やっぱりレミって良い♪です、ホントに。
リトルコゼット登場シーンの、ファンテーヌとすれ違う所は、私も泣けました~、舞台ではあり得ない演出ですよね、あれ。
アンコール、圧巻でしたよね!
アレ見たら、ちょっと迷ってたんですけどやっぱりDVD欲しいと思いました。
4月の帝劇レミも1公演確保出来て、テンション上がってきました~♪
何度も言うけど・・・本当によかった!!
>リトルコゼットとファンティーヌ
このあと、リトコゼちゃんが♪白いドレスの人~と歌うのを聴きながら“そうよ、お母さんなのよ~”とまたまた涙
アンコールのファイナルも本当に感動!!
迷わず、DVDの予約ポチっとしてしまいました(笑)
そうなんです。だから、ゲキ×シネに行ってしまう(笑)
ところで、『レ・ミゼ』のチケット(スペシャル・キャスト)、イー〇ラスで当選して確保できました
(節約のためB席ですけど)
秋生さんも、勿論行かれますよね?
いろいろ考えると、ゲキ×シネのようなシステムは本当に観劇ファンにはありがたいですね。(それだけ舞台のチケットが高いということですが)
>『レ・ミゼ』のチケット
無事確保おめでとうございます。
私はとりあえず玲奈エポ&聖子ファンテで一公演おさえました(娘その2の希望)
SPバージョン、一度は観たいですが・・・チケット取れるかな