「よく遊び、よく学べ」はまさにエイジングライフ研究所のスローガンのようなものです。
十日町市訪問の際の遊び部門の報告もしておきましょう。
十日町市はちょうど大地の芸術祭の真っ最中でした。
前日の勉強会が白熱して終了時間が延びたので、N形保健師さんはやきもき。
「十日町の自然の中の現代芸術作品も見ましょう!」と誘ってくださっていたのです。
「時間切れかも…」と心配しながら急いでくださっって、廃校になった小学校に到着したのがちょうど17:00ジャスト。小学校全体を作品にしているのです。絵本作家田島征三さんの作品「外からでも、いいから・・・」と弱気な私を連れてスイスイと入っていきます。
受付の方も、おおらかに「どうぞ、ごゆっくりご覧ください」
「なんて十日町の人たちはいい人なんでしょう」
廃材を利用して、教室から体育館まで「オバケ」がいっぱい。
にぎやかで楽しくて、でもちょっと怖くて。子どもたちだったらどんな反応を見せてくれるのでしょうか。
この大地の芸術祭の後は、このまま残されて子供たちの集える場所になると聞いて、なかなかいい取り組みだと感心しました。
その後あわてて以下の作品を観ました。
六つの徳の物語
帰ってきた赤フン少年
大地の芸術祭ここから作品を見てください。現代芸術がちょっと理解できるかも?
鉢という集落に、200年以上前に作られた石仏がしんとした森の中に鎮座していました。
現代的なものvs苔むした石仏
緑が滴るような自然vs色にあふれた現代美術
と対立的に書きましたが、ここの自然は棚田に象徴されるように、どれほどの人手が入っているか測り知れません。そういう視点も必要ですね。
「心の花」というテーマでブナ林の中にビーズの花が咲き乱れていました。
もともと、芸術祭発祥のころ、各地区では、そこの住民の方々が「お客さんが来てくれることがうれしい」といろいろと協力してくれたと聞きました。
そういう地区だからこそできるボケ予防活動の取り組みがあるはず。積極的に人間関係を持ち続ける意味をもう一度納得してもらわなくてはいけないと思いました。まさに「心の花」ですね