新・徒然煙草の咄嗟日記

つれづれなるまゝに日くらしPCにむかひて心に移りゆくよしなし事をそこはかとなく紫煙に託せばあやしうこそものぐるほしけれ

ここまでの「MISIA星空のライヴ XII」のこと

2023-11-24 18:35:47 | MISIA

11月11-12日の静岡・袋井市エコパアリーナで始まった「25th Anniversary MISIA星空のライヴ XII ~Starry Night Fantasy~」が、11月22-23日のさいたまスーパーアリーナ公演で4公演が終わりました(私はエコパ2日目を除く3公演に参加)

来年3月2-3日東京有明アリーナ公演まで全22公演ですから、まだ始まったばかり。
ネタバレを極力排している当ブログとしては、書き方に迷うところが多いのですが、それでも、11月23日の公演あまりに素晴らしくて、取り急ぎここまでの感想やらなんやらを、自分用のメモ代わりに残しておきたい気持ちが強くて、記事にすることにしました。

   

このツアーが始まる前、MISIA「MISIA星空のラジオ」で、

25周年にふさわしい、「星空のライヴ」のベスト盤のようなものにしたい

と言っていましたが、実際にライヴに参加してみると、そのことば通りのものになっていることが明らかでした。
セットリストを眺めるだけでも、それはよく理解できると思います。
ネタバレを見たくない方はくれぐれも画像をクリックしないでください
【追記】ツアー終了につき、セットリストを見られるようにしました。(2024/03/07 18:01) 

新しいアルバムに絡めたツアーでは、当然、新曲中心の選曲になるのですが、「MISIA星空のライヴ XII」は、特定のアルバムの収録曲や新曲に片寄ることなく、新旧とり混ぜた構成になっていて、まさに「『星空のライヴ』のベスト盤」でした。

ツアー初日のエコパ公演では、過去に私が参加した9 10回の「星空のライヴ」(最初のだけ行っていない)あれやこれやが思い出されて、それだけで感無量
しかも、初日だというのに、最近のツアーではおなじみの気心の知れたバックメンバーだということもあり、なんという完成度の高さなのかと、感服しました。かつては、ツアー初日にはアラが目についたりしたこともあったものでしたけどねぇ

この4公演、わずか4公演でも、セットリストバンドメンバー毎公演変わっていて(バンドメンバーの入れ替えは、メンバーのスケジュールの都合と思われます)セットリスト試行錯誤中といった感じ。
また、バンドメンバーの入れ替えの影響もあるでしょうけれど、バンマスが大林さんになって以降、毎度のことながら、各公演のアレンジがビミョーに違っていて、何度行っても楽しめるというのも、このメンツならではだと思います。

   

MISIA15年ぶりのスーパーさいたま、、、さいたまスーパーアリーナ公演」とおっしゃっていましたが、前回は2008年1月20日の「THE TOUR OF MISIA 2008 EIGHTH WORLD」ですから、「16年ぶり」といった方が良いかもしれない、とにかく久しぶり「MISIA at さいたまスーパーアリーナ」公演のこと。

さいたま公演自体も、2011年11月11日の「THE TOUR OF MISIA JAPAN SOUL QUEST」大宮ソニックシティ公演以来ですから、12年ぶりです。
この後、8年半ぶりのさいたま市での開催になるはずだった2020年6月18日の「MISIA 星空のライヴ ACROSS THE UNIVERSE」大宮ソニックシティ公演(CLUB MSA限定)は、新型コロナのせいで中止(代替なし)になってしまい、それから待つこと2年半を経て、ようやくMISIAが、わが地元さいたま市にやって来てくれました

わたしにとっても、さいたまスーパーアリーナのコンサートは16年前のMISIAのライヴ以来ですし、せっかくチケットgetできた「TOKYO 2020」バスケットボール女子準決勝無観客になってチケ代は払い戻しになったし、最後に行けたのは新型コロナウイルスのワクチン接種だという情けなさ…

そんなこんなで、さいたま市民たる私としては、期待がたかまるばかり「MISIA星空のライヴ XII」さいたまスーパーアリーナ公演だったわけでありました。

そして、そのライヴたるや です。

さいたまスーパーアリーナ巨大な空間に響き渡るMISIA正確で美しく深く揺るぎない歌声は、この世のものとは思えないものでした。
しかも、特定の曲の、一部分だけではなく、何回もそんな至福のひとときがやってくるのですから…
かつてMISIAは、1回の公演の中に、何発かの「かめはめ波」を準備していると言っていましたが、今のMISIAはいったい何発の「かめはめ波」を装填できるんでしょうか

MISIAはごく少ない息でも正確に震わせることができる声帯を持っていると思うのですが、ただ繊細なだけでなく、どれだけ強靱な声帯なんだろうかと不思議です。MISIA酷使(?)に耐えうる声帯を獲得したのは、日頃の精進と鍛錬に加えて、1日2公演もあった「MISIA 星空のライヴ ACROSS THE UNIVERSE」全120公演14か月をかけてやりきったことが、身体的にも精神的にも大きかったのだろうと思います

加えて、さいたまスーパーアリーナという会場とMISIAの歌声との相性もあるのではないかとも思います。

先月初め、「東大寺開山良弁僧正1250年御遠忌慶賛 MISIA PEACEFUL PARK Dialogue for Inclusion 2023」(タイトルが長い) 遠征への準備として視た東大寺修二会(お水取り)ドキュメンタリーで、修二会に参加したお坊さんが「二月堂では、いつものお経以上に声明が響くんです」とおっしゃっていました。
それぞれの建物には「とりわけ得意な音域/音色構造的にあるのだと思います。恐らく、さいたまスーパーアリーナは、MISIAの歌声がとりわけ得意なのではないかと推察しています。

   

と、ここで さいたま 2 daysでの「MISIAのおことば」を載せておきます。

まず初日の選出と次点がこちら。

選出:ウェーヴを見てみたいですねぇ。早いって キャハ
次点:スーパーさいたまアリーナ

そして2日目がこちら。

選出:もう、みんなが乗せるから。
次点:みんなのこと、「スーパーさいたま人」って呼ぶね

2日目から選んだ「MISIAのおことば」は、盛り上がって 盛り上がって MISIA史上最高に盛り上がったと思われる曲と次の曲との間に発せられたもの(歌い終わってステージが暗くなったとき、MISIAは明男ちゃん会心ハイタッチ)

先日の「MISIA星空のラジオ」で、今ツアーのリハーサル中だと明かしたMISIAは、「リハーサルで作っているのは『種』。その種が茎を伸ばして花を咲かせるのは、お客さんがいるライヴ会場(大意)と話していました。
リハーサルで完成させたものをライヴ会場で披露するのではなく、「会場で聴衆と一緒に作り上げて完成させるんだ」ということなのでしょう。
まさしくこれがライヴの醍醐味ってヤツです
もっとも、その場で音楽を作り上げるには、演者さんにそれなりの技量とセンスが求められるのはいうまでもありませんし、それを高度なレベルでやってのけるMISIAバンドプロフェッショナルぶり…

4公演目にして、MISIAのライヴ史上に残るであろうパフォーマンスを見せてくれた「MISIA星空のライヴ XII ~Starry Night Fantasy~」、ここからどのような進化を遂げるのか、楽しみでたまりません。
なにせ、「MISIA星空のラジオ」で、最近ハマっているのは「歌の練習」だとした上で、「もっと歌がうまくなりたいと、世の中のシンガーを震撼させるような発言をしたMISIAですから…

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