新・徒然煙草の咄嗟日記

つれづれなるまゝに日くらしPCにむかひて心に移りゆくよしなし事をそこはかとなく紫煙に託せばあやしうこそものぐるほしけれ

紀伊半島旅行記(その15:伊勢編 その9)

2014-06-03 23:09:07 | 旅行記

「紀伊半島旅行記(その14:伊勢編 その8)」のつづきは、まだまだ「伊勢編」伊勢神宮内宮(皇大神宮)の見聞録です

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神社本庁のHPによれば、

各地の神社にお参りすると、それぞれの神社で、社殿の形式が異なっていることに気がつきます。
建物自体、細部まで見るとその違いは多岐にわたりますが、大きくみてその様式を二つに分けることができ、一つは高床式の穀物蔵の形から発達した「神明造」であり、もう一つは古代の住居の形から発達した「大社造」となっています。

で、

「神明造」とは、伊勢の神宮を代表としてみられる様式で、切妻(きりづま)造の屋根(棟を境に本を開いたように屋根が両側に流れている)の棟と平行の「平」側に入口がある平入(ひらいり)という形になっています。中でも伊勢の神宮は掘立柱の切妻造平入萱葺の様式で、特に唯一神明造と称します。

とあります。
「大社造」のご本家、出雲大社(最近、おめでたいお話盛り上がっているようです)は、本殿の外観どころか、

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その内部まで拝観するという超貴重な体験(記事はこちら)を持つ私ですが、伊勢神宮に関しては、内宮・外宮とも、正宮の本殿はまるで拝見することができず、別宮の佇まいからその様子を想像するしかありませんでした。

でも、伊勢神宮の社殿の様式のとなったのが「高床式の穀物蔵」であるならば、こちらの建物こそが原形なのかもしれません。

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「御稲御蔵」という名前から、その役目は容易に想像できるのですが、読みが難しい…

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「みしねのみくら」

だそうです。
知らなきゃ絶対に読めません

さすがは神宮

と、こんなところでも感じ入ったりして…
それにしても、真新しい白木の美しさときたら…

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一方で、別宮・荒祭宮では、棟木に貼られた金箔白木鰹木に映えて、なんと神々しいことでしょうか

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イイですなぁ~、神明造

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こうして、しみじみ かつ じんわり心が満たされて、私の内宮参拝を終えることができたのでありました。

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