「紀伊半島旅行記(その15:伊勢編 その9)」のつづきです。
内宮(皇大神宮)への参拝を終えた私、噂に聞く「おはらい町・おかげ横丁」へと繰り出しました。
まずは「おはらい町」。(以下に載せた写真には、翌日再訪した際に撮ったものが含まれます)
賑わっていますなぁ~
おぉ、燕
旧参宮街道に沿った「おはらい町」、参拝(聖)を終えた後のお楽しみ(俗)との対比が鮮やかで、楽しい
ん… この看板は…
ファミマ…
でも、色遣いが変、っつうかシックだし、建物は瓦葺きです
外観は常識を覆すものですが、覗き込んだ店内は、フツーのファミマでした。
「常識を覆す」といえば、こちらもかなり来ています
「えぃてぃえむ」の表記はイマイチながら、ATMをこんな風にした第三銀行、気合いが入っています
のれんに「おみくじ付」とあるので、どういう意味なんだろ…
と思ったら、Wikipediaによれば、
伊勢市のおかげ横丁出張所は、利用明細票に運勢が表示されるおみくじ機能を持つ現金自動預払機(ATM)を設置している。伊勢神宮の式年遷宮による利用者増加を見越して2012年(平成24年)8月17日に設置した。
なんだとか
事前に知っていれば、手数料がかかってでも、ここでちょいとお金を下ろすんだった…
こりゃ凄いなぁ…と感嘆しながら、赤福本店(こちらもステキな建物)で、この夜のデザート用に赤福餅を買ったあと、ちょいと五十鈴川に架かる橋(新橋)に足を伸ばすと…、
下流側の欄干に沿って、ズラリと椅子が並び、けっこうお年を召した方々が座っていらっしゃいました。
この人たちは何をしているんでしょうか
この記事を書くにあたって、「新橋 五十鈴川」でググると、ヒットしたサイトの一つが、朝日新聞のこちらの記事でした。
五十鈴川に架かる新橋では、早朝から7月の朔日餅を買い求める人たちが列を作った
とあります。
もしかすると…
私が椅子の並ぶ新橋の写真を撮ったのは、4月30日の16:02
したがって、翌日は5月の1日(朔日)。
ということから推察するに、この椅子を並べたのは、「5月の朔日餅」を買うべく、前日の夕方前から場所取りをしているのでしょうか?
そもそも、「朔日餅」って何?
簡単に答が見つかりました。
赤福のサイトによれば、
伊勢には、毎月一日に普段より早く起きて、神宮へお参りする「朔日(ついたち)参り」というならわしが残っています。無事に過ごせた一ヶ月を感謝し、また新しい月の無事を願ってお祈りします。
この朔日参りのお客様をお迎えするために作り始めたのが「朔日餅」です。発売開始は昭和53年のこと。元日を除く毎月朔日(ついたち)に限り販売しています。季節ならではの餅菓子をお楽しみいただけます。
なんだとか。
やはり、新橋に並んでいる椅子は、「5月の朔日餅」、かしわ餅を買うための場所取りだったんですねぇ。
「発売開始は昭和53年のこと」というからには、全然「伝統行事」ではないのに、そこまでして「朔日餅」を買おうという執念、恐れ入りました
ちなみに、私、この記事を書くまで、「朔日餅」なるものの存在を知りませんでした
ブログのおかげで、また一つ知識を増やすことができたという次第です
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