きょう、2019年11月9日は、かのベルリンの壁が崩壊してから30周年の記念日です。
上の写真は、13年前の2006年10月に「出張」という名の物見遊山に出かけたベルリンで撮影した、「ベルリンの壁跡」。
東西両ドイツが成立したあとも行き来が自由だった東西ベルリンの境界に「壁」がつくられたのは 1961年8月のこと。
それから28年以上にわたって西ベルリンを取り囲み、東西両陣営を隔てる壁として象徴的だった「ベルリンの壁(Berliner Mauer)」は、その崩壊も「東西対立」の終わりの始まりとなって、旧ソビエト陣営の体制変更へとつながる大きな出来事でしたっけ…
考えてみれば、「ベルリンの壁」が存在していた期間よりも、無くなってからの期間の方が長くなってしまったわけで、時間がどんどん進んでいるのだなぁ、私も歳をとるわけだ… と妙な感慨に耽ってしまいます。
ところで、今もそうだと思うのですが、13年前のベルリンには、壁の一部が保存されていました。
ニーダーキルヒナー通り沿いのこちら(ゲシュタポの本部跡らしい)は、「野外博物館的」に保存されていました。
そして、「壁」が取り除かれたところにも、その痕跡が残されていました。
ベルリンの壁が壊された後にこの通りが作られたのか、もともとあった通りを横切るようにベルリンの壁が築かれたのか判りませんが、ここに壁があったなんて、なんだか信じがたい気分でした。
ちなみに、ベルリンの象徴ともいうべきものだったブランデンブルク門は、
その両側が東ベルリンだった由。
まるっきり話が変わりますが、このベルリンの街の気持ち良さはどうしたことでしょ?
電柱や電線がないことが効いているよなぁ~。
電柱がなぎ倒されて、電力や道路の復旧に手間取った台風15号の暴風被害で、電線の地中化が防災上有効ではなかろうかという意見があり、一方で、地震その他で地中のライフラインが損傷を受けた場合には、逆に復旧に時間と金がかかるという意見があり、どちらが良いのか判らないのではありますが、少なくとも、視覚的には、今の日本の風景には電線は邪魔と、私は思っております。
あ~、またベルリンに行きたい
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