「良弁僧正1250年御遠忌慶賛遠征記 #M-2」のつづきです。
きょう、10月14日(土)から、「東大寺開山良弁僧正1250年御遠忌法要」が本格的に始まったようです。
東大寺では「四聖(ししょう)」と呼んで崇拝している4人がいるそうで、大仏の造立を発願した聖武天皇、勧進を勤めた行基菩薩(近鉄奈良駅前の噴水の上に銅像がある)、大仏開眼会の導師をつとめた菩提僊那、そして東大寺の初代別当(住職)の良弁(ろうべん)僧正です。
今年は、その良弁僧正が亡くなって1250年ということで、大々的に御遠忌(ごおんき)法要が行われているという次第。
良弁僧正が亡くなったのは、 宝亀4年閏11月24日で、現在の暦では774年1月10日ですから、この法要が1250周忌なのか1250回忌なのか、ちと判りません [東大寺は西暦774年12月16日を良弁僧正の忌日としているようです]
「MISIA PEACEFUL PARK Dialogue for Inclusion 2023」は、良弁僧正御遠忌法要の「慶賛行事」として開催されたわけで、MISIAはMCで東大寺建立・大仏造立の経緯と意図をしっかりと説明していました。MCの中で何度「安寧」ということばが出たことか…
そういえば、2016年の「世界遺産劇場 春日大社 第60次式年造替奉祝 Misia Candle Night」のときも、MISIAは春日大社の御祭神4柱をすらすらと言ってましたっけ。春日大社後本殿で祀られているのは、武甕槌命 (たけみかづちのみこと)、経津主命 (ふつぬしのみこと)、天児屋根命 (あめのこやねのみこと)、比売神 (ひめがみ)の皆様ですが、私の頭の中には、武甕槌命しか入っていません
MISIAは、春日大社でのライヴのときも、そして今回も、春日大社や東大寺のことをしっかりと勉強した上で、ライヴに臨んでいるのだなぁと感服いたしました。
歌い始める前には大仏さまに向かって合掌し、最後には出演者と聴衆全員で「お手々を合わせて」合掌しましたし…。
ほんとに真面目なお人です、MISIAは…
数年前から、私は、基本的に電子チケットを購入しています。紙のチケット
よりもちょっとお高いけれど、発券しにローソン
まで行かなくて済むし、スマホさえ持って行けば、チケットを忘れたり無くすことがありませんから。
今回も、電子チケットにしたのですが、なかなか大きなアクシデントが発生
しました
東大寺大仏殿の回廊周辺のネット環境が劣悪で、ローチケアプリを立ち上げても、未使用の電子チケットを表示できなかったのです
どうやって入場したら良いのだ
人の少ないところまで移動して電子チケットを表示させる??
そのとき、一緒にいたミー友さんから、「ソフトバンクだとネットに繋がるから、テザリングしてみようか」というありがたい提案をいただき、やってみたらうまくいきました
助かりましたぁ~
入場口では、同様のトラブルに見舞われているらしき人が何人もスマホとにらめっこしていました。
これは初日の話で、2日目は、あらかじめネットの通じる場所で電子チケットを表示させた上で、入場口に並びました。
ところが、なにかの拍子に、表示されていた電子チケットが消えました
なんてこったい です。
もう一度電子チケットを表示させようとしましたが、当然のようにダメ
しかたなく、一旦、入場列から離れ、南大門方向にしばらく歩いて、ネットにつながる場所を探しました。
幸いに、数十m離れたところで電子チケットを表示させることができ、入場できました。めでたしめでたし…。
これは貴重な教訓を得ることができました
それは、常設のホールやアリーナではない、東大寺大仏殿のような臨時のイベント会場では、電子チケット
は危険
だということ。
今後、こうした会場のときは紙チケットにします。
こちらはネット環境の悪さと関係があるのか不明ですが、両日ともMISIAアプリのチェックインができませんでした
どうしたことか、「場所が違う」とかなんとかという理由でチェックインできないのです。
まぁ、このチェックイン機能は、利用不能になるのは珍しいことではないし、チケットの写真やスクリーンショットを送れば後付けでスタンプをいただけるので、大きな問題ではありませんけど…
そして、きょう、スタンプを後付けでいただきました
ライヴの約1週間前、スマホに電子チケットがやって来ましたが、初日がB12ブロック、2日目がA8ブロックということで、、、、、、まったく見当がつきませんでした
で、概略、こんな良い席でした
初日は、なぜか前2列と左側にぜんぜん席がないという眺めの良い「特別席
」でした。
どうしてこんな変則的な座席配置なのだろうかと考えた結果、大仏殿前の左右(東西)に立てられた柱(恐らく七重宝樹のイメージ)を支えるワイヤーの真下を空けているせいだろうという結論に達しました。
そして2日目は、中央通路近くで右前方が開けているし、ステージが近いし、しかも、大仏さまののお顔の1/3が見えるという席でした
う~ん、両日ともそれぞれに良い席でした
気候は、初日は良い天気だったものの、予想以上に寒くて、ちょっと震えていました
やはりパーカーを持ってくればよかった…。
2日目は、予備のTシャツを重ね着して行った上、この日のために購入したポンチョを着込んだため、寒さはまったく感じませんでした
危惧していた雨も、ほとんど小降りで、逆に、雨が視覚効果を高めていた感じです。また、フードをかぶっていても、良い音で楽しめました
チケットがちょっとお高かった
けれど、ゲスト
が多すぎたけれど、寒かったり雨
に降られたりしたけれど、電子チケット
で焦ったけれど、MISIAアプリでチェックインできなかったけれど、「東大寺開山良弁僧正1250年御遠忌慶賛 MISIA PEACEFUL PARK Dialogue for Inclusion 2023」はとっても良いライヴ
でした。
大仏さまも良弁僧正の御魂も楽しまれたんじゃなかろうか…
めでたしめでたし…。
【追記】書き漏らしたことがありました
両日ともカメラが入っていました。とくに2日目はクレーンカメラ
まであって、もしかすると、今後、TV放送
やディスク化
が期待
できるかもしれません。
回廊の西側には、MISIA THE GREAT HOPEの横浜公演でも見かけた車両が停まっていました。(2023/10/14 19:17)
つづき:2023/10/15 良弁僧正1250年御遠忌慶賛遠征記 #2-1