インド株が史上高値を更新する中、フランス株が政治不安を背景に急落。欧州市場では株から国債に資金がシフト。特にドイツ国債利回りが急低下。欧州はリスクオフです。
米国はハイテク株、特にエヌビディアが買われています。ババ抜きゲームが始まっています。
米国株は割高。魅力的な水準ではありません。
1日本株
日本株は元気がないです。そんな中、ソフトバンクGが1万円乗せ。日経平均を支えています。東京エレクやレーザーテックは表舞台から姿を消しそうです。半導体関連は割安銘柄に投資しましょう。多分良いことがありますよ。
米国株は割高です。イールドスプレッドはほぼありません。一方、日本は3.5%で割安感があります。
根気よくバリュー株投資を継続しましょう。きっと良いことがあります。
2インド
インド株の各指数は史上最高値を更新。中国株はダメ、欧州もダメ、米国はハイテク、
日本株もあかん。資金は成長期待が高いインドに流れています。
インド株式指数構成銘柄の騰落率1位(前週比)
指数 |
銘柄 |
騰落率 |
センセックス |
ウルトラテックセメント |
7.42% |
BSE100 |
シーメンス |
13.33% |
BSE200 |
シェフラー・インディア |
16.11% |
BSE500 |
Chemplast Sanmar LTE |
26.68% |
センセックス指数はボンベイ証券取引所上場の時価総額TOP30 銘柄で構成され。BSE100が同TOP100銘柄、BSE200が同200銘柄、BSE500は同500銘柄で構成されています。
近年インドでは代表的指数であるセンセックスやNifty50の組入れ銘柄よりも、時価総額がし低い銘柄に資金が流れています。
センセックスの騰落率1位はセメントメーカーのウルトラテックセメントで、時価総額は約5.7兆円、BSE100が高速鉄道、照明器具、医療電気器具、航空機の製造販売など多角化経営企業のシーメンスで時価総額4.9兆円、BSE200が金属の加工・製造会社シェフラー・インディアで時価総額1.3兆円、BSE500は化学メーカーのChemplast Sanmar Ltd で時価総額は1,750億円です。
インドに投資されている方の中には、センセックス指数やNifty50連動投信を購入されている方が多いのではないでしょうか。円安が功を奏し、年初来騰落率はセンセックス指数が18%、Nifty50が20%です。これに対し、BSE500は27%、BSE200が26%です。つまり、大型銘柄の騰落率はより時価総額が小さい銘柄に向かっていると言えます。
なので、インド株投資では、インデックスファンドよりも、より銘柄選択が可能なアクティブファンドに投資するようにしましょう。特に、インドではインフラ整備が遅れているため、インフラ関連ファンドが良いと思います。
HSBCインドインフラ投信 組入れ上位銘柄の上昇率(昨年街=100)
・インド銘柄紹介 バーラト・エレクトロニクス
バーラト・エレクトロニクスは電子部品メーカーです。軍需機器も手掛けています。
この銘柄の年初来騰落率は69%で、HSBCインドインフラファンドに組み入れられています。
時価総額は4兆円。売上高は年間約3,600億円、純利益が約920億円。
データ:Bloomberg
証券アナリスト協会認定アナリスト(CMA)
国際公認投資アナリスト(CIIA)
AFP
藤井理
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