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混乱する株式市場、資金はどこに逃げるか?

2008-01-14 | 今日の東京市場
こんにちは、新しい年に入ってからも米国株式市場は深刻です。かなりまずいと思います。
新聞紙上ではサブプライムが悪者にされていますが、根っこはサブプライムではありません。米国の病巣は地価、家屋価格の下落にあります。地価が上昇に転じはじめて米国経済の再生が始まります。そもそも米国人の消費行動は含み益の上で成立しています。
US の家価格インデックスがありますが、過去の動きをみれば一目理解できると思います。
過去に幾度もFRBは政策金利を操作してきましたが、株価は金利が上がれば調整、下がれば上昇というサイクルを描いていますが。家価格指数は金利政策にかかわりなく右肩上がりでした。これが2006年9月から下落に転じています。もちろんその原因として不動産需給の悪化も考えられます。ただこの問題をあまりにも金融政策にたよってしまうと90年の日本と同様な結果になると予想できます。あまりにも急激な金融引き締めが地価の上昇を止めてしまい。米国の消費の足をひっぱっています。まさに90年の日本。
FRBは資金をジャブジャブに放出して地価下落に歯止めを掛けさせざるを得ないでしょう。
金利引き下げても与信枠がタイトになっている状況で米国金融機関は酸素不足の金魚状態です。外貨を取り入れなくてはいけません。たとえFFが1%に急速に下がっても土地は遅行指数なのでなかなか厳しいものがあります。米国には5年は期待できないでしょう。
そうなるとやはり資金の行き場としては中国を中心したアジアに集中せざるを得ません。
株式市場でも米国に従順な国は日本だけ。日本は米国と殉死するようです。
ということで、皆さんも米国のことはしばらくほっておいてアジアに資金をうつしては?
個人的には何度も書きますが今年からは韓国です。韓国、中国、香港です。ベトナム、タイはまだ早いと思います。
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