とん・とん・隣のお母さん

　お隣さんのお母さんは、親世代よりちょっと上の年代。
このお母さんが、とても愉快な人でね・・。
庭に出ると挨拶から始まり、フツーに１時間以上、立ち話をしてしまいます。
両家の家族は呆れていますが、私達、話し出すと止まらなくて・・・

　植物の話・害虫の話・家族の話・韓流スターの話・・など
他愛のない内容が主ですが、不思議ですね・・・
年配の方の話というのは、どこか奥が深いです。

　今日は、「嫁は１０円玉をケチるな」という話を聞かせてくれました。

「同居は大変だよ。出来るだけ遠くへ遠くへ・・が一番良いわ。
で、たまーに電話１本入れれば、年寄りなんかコロッと行っちゃうもんだって。
私のことを気に掛けていてくれたのかな・・と思うだけで、嬉しいもんだよ。
だから、１０円玉はケチったらいかん。安いもんでしょ？」

なるほどね・・そういうものか・・と、私は感心しきり。

でも電話か・・・、ワタシ苦手かも。
だって話題がない。
それに「何の用？」とか「何かのサグリ？」とか思われないか・・考えちゃう。

「そんな時は、『淋しくて声が聞きたくなったの』って言えば、
相手も、そうかそうか・・と思うし、邪険に出来ないでしょ？
そうやって言えば良いのよ。」って。

ふむふむ・・・。

まぁ、義両親はまだ若いし、私もまだ今の段階では上手く出来そうにない
でも、将来はそうやって、遠く近く見守っていかなくちゃね・・・。

　そんな感じで、お隣のお母さんには、色々教わっています。
私にとって、とても有難い「とん・とん・隣のお母さん」です。